【ラオス】養蜂支援事業1年目の成果報告会をポンカム村で開催しました
【アジアレポート/2019年2月_Topic04】
2017年10月から始まった養蜂支援事業。少し遅れてしまいましたが、1年目の事業成果報告会をポンカム村で開催することができました。ポンカム村の村長や村人はもちろん、同じく養蜂事業を行っているムアン村の人たち、そしてペック郡の事務所長、農業局長や外務局の職員、遠方のビエンチャンからは外務省の職員まで、多くの関係者たちが参加しての報告会となりました。
「自然を守りながら、持続可能な産業として、養蜂は有効である」という考えに対し、満場一致で理解をいただき、これまでの一年間で重箱式巣箱の導入や養蜂技術の向上について、高く評価をいただけました。
一方、テラ・ルネッサンス側からの報告に対し、会計報告の書き方や報告内容の詳細について、それぞれの部局がコメントを返していく中で、「会計報告をもっとわかりやすく」や「報告内容が月によって詳しい部分と詳しくない部分がある」等、厳しいコメントもありました。ただ、こういったコメントをいただけるのも、各部局の職員がしっかりとテラ・ルネッサンスの事業を見守り、応援してくれている証拠なのです。
報告会の後半には、ポンカム村の村人の家庭を訪問し、実際の養蜂事業現場の見学を行いました。最初は恐る恐る巣箱に近づき様子を伺う参加者たちでしたが、巣箱から採取された蜜ろうの美しさや採れたての蜂蜜の美味しさを堪能し、養蜂の魅力を実感している様子でした。
多くの関係者に支えられて実施している養蜂支援事業。今後も彼らに支えてもらっていることに感謝しながら、対象地域に住む村人たちにとってより良い事業となるよう、ともに活動を進めてまいります。
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記事執筆/
アジア事業部
鎌田 久美子