【ウガンダ】元子ども兵の方たちの開業後の様子
【アフリカレポート/2019年2月_Topic01】
ウガンダでは1980年代後半から20年に渡る紛争で、子どもたちが武装勢力に誘拐され、兵士として従軍させられていました。テラ・ルネッサンスでは、10年以上拘束されてきた元子ども兵の方たちを主に受け入れ、職業訓練を行なってきました。前回のウガンダレポートでご紹介しましたが、訓練生が1年半の職業訓練を終えた後、ビジネス開業を支援するため、2018年12月に必要な資機材をサポートしました。
元子ども兵の方たち16名、同じく訓練を受けてきた地域の貧困層の住民14名、計30名が開業して、個人の店舗やグループで、洋裁、木工大工の技術を使って働きはじめました。開業した後、フォローアップの調査に行き、全員が収入を得られるようになっていました。
従軍していた時の重労働で右手に痛みを抱えていましたが、訓練を卒業した元少女兵の方が次のように話してくれました。
「以前は、たくさんの人が、私は何かの役に立つことはできないと言っていました。ですが、今は洋裁の仕事をして生活することができ、また子どもたちの世話もして学校に通わせられるようになりました。手に職をつけることができたので、これからまだ、生活を向上させるためにできることが沢山あります。」
1年半のビジネスの実地訓練で彼女、彼らの頑張りを応援し、自立のサポートをしていきます。
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記事執筆/
アフリカ事業部マネージャー
鈴鹿 達二郎