【コンゴ】石鹸の生産・販売により2倍の収入を得られるようになりました!
【アフリカレポート/2019年2月_Topic02 〜石鹸の生産・販売により2倍の収入を得られるようになりました!〜】
コンゴ民主共和国のカサイ地域では、2017年以降100万人を超える人々(主に子どもと女性)が紛争の影響で避難生活を強いられています。こうした状況を鑑みて、テラ・ルネッサンスとして昨年から国連開発計(UNDP)と協力しながら、カサイ地域(カナンガ市)での紛争被害を受けた女性たちへの支援を行なっています。
対象の女性たち(280名)は、ほぼ全員、2017年の紛争で、夫や家族を失っています。その多くは、夫だけでなく、子どもや兄弟など複数の家族を同時に亡くしており、その上、仕事もなく、衣食住を満たすことさえもできない状況にありました。
現在、280名のうち、100名が石鹸作りに励んでいます。技術訓練を終えて、石鹸の生産、販売を開始し、すでに、これまでの2倍以上の所得を得ることができています。25名ずつが4グループに分かれて、生産・販売の促進と同時に、グループでビジネスを継続して行っていくための、貯蓄活動や、その方法、グループの運営ルールなどを学んでもらっています。
今後、さらに収入を向上し、グループで安定した運営ができるようにサポートを続けていきます。徐々に、オーナーシップを持って、石鹸作りと販売ができるように、側面からサポートを続けていきたいと思います。
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記事執筆/
コンゴ民主共和国 カナンガ事務所
小川 真吾