【ラオス】村のはちみつを日本へ!輸出の手続き開始
【アジアレポート/2019年4月_Topic01】
4月に入ると、日本の各地ではだんだんと暖かくなったり寒さが戻ってきたり、春と初夏が入り混じったような気候かと思います。
一方、ラオスのシエンクワン県では、一年の中で一番暑いのが4月。この時期を過ぎる頃、養蜂の本格的な収穫シーズンが始まります。
収穫シーズンが本格化する前に、今回はとても大切な手続き開始の様子をお伝えします。
ラオスのfirm miel事業では、事業の対象地域であるポンカム村とムアン村で採れるはちみつを、一般企業を通して日本へ輸出し、日本の皆さんに味わってもらうことを目標のひとつとしています。
輸出を行うにあたり必要となるのが、ラオス保健省でのはちみつの成分分析など、輸出を許可してもらうために多方面からの行政書類が必要となるのです。
そこで、今回はまずシエンクワン県の保健局職員3名にポンカム村とムアン村へ来てもらいました。
村の人にお願いして、ハチの巣箱1つを開けてもらうことに。
保健局からの女性職員3名は、さっそく採れたてのはちみつを採取し始めました。
手慣れた様子で蜜ろうを絞っていきます。
そして、何やら青色の液体が入った試験官に、はちみつを流し込んでいます。
こうして、はちみつに含まれる成分を検査しているようです。
試験官以外にも、大きなビンに搾りたてのはちみつを入れ、持ち帰っていきました。
首都ビエンチャンの保健省に送り、より精密な検査を行うのだそうです。
はちみつの成分分析結果が送られてくるのは3カ月後。どうか輸出に必要な成分条件を満たしていますように。ドキドキしながら、結果を待ちます!
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記事執筆/
アジア事業部
鎌田 久美子