【ブルンジ】 洋裁店・ヘアサロン開業、そして順調な走り出し!?
【アフリカレポート/2019年4月_Topic02】
前回の記事でも書きましたが、3月末に41名の支援対象者が施設での養蜂・洋裁・ヘアドレッシングの訓練を修了しました。(記事はこちら)
そして、それぞれ学んだ技術を生かすため、洋裁店・ヘアサロンを各5-6人のグループで4月に開業しました!(養蜂はアソシエーションとして、兼業で継続)
地元だと田舎で、特にヘアサロンのお客は限られることから、各グループ内で話し合い、大半は実家から離れた、お客さんが多く見込める街中に店を構えることに決めました。
開業の際にテラ・ルネッサンスが支援するのは、機材と最初1ヶ月分のマテリアルの供与、店舗・宿泊所家賃の前払い、初期資金、機材の運搬。
加えて、10ヶ月の訓練期間で習得できなかった技術を実地で指導したり、スタッフらが日々巡回してビジネスが上手くいくよう、フォローアップ支援も行っています。
また、彼らは収支を管理する帳簿もつけているので、それを元にビジネスの様子を確認しています。
【収支や明細が記載された帳簿】
開業以降、店舗によって差はあるものの、徐々に客足も増え、毎日仕事に励んでいます。
お客さん用に仕立てた服を試着したり(笑)、近所の子に洋裁技術を教えたりするグループもありました。
そして、待望の収入の分配!!
1ヶ月目は、日々の食費や家賃・貯蓄分を除いてグループ内で収入を分け、平均して一人約1000円が得られました。
支援開始前は、他者の土地を耕したりしながら月平均700円を不定期に稼いでいた人々からすると、これはとても大きな変化なのです。
ですが、思ったよりお客さんが来なかったり、お客さんの注文に応えられずせっかくのお客さんを返してしまったり、仲間内での意見の食い違いなど、様々な困難にも直面しています。
安定的に十分な収入を得られるようには、まだまだ長い道のり。
小さな変化に着目して喜びつつ、対象者が自らの手で稼ぐ喜びを感じることが出来るよう、こちらも我慢強くフォローアップを続けていきます!
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記事執筆/
アフリカ事業部
古岡繭