【ラオス】ひとつひとつ丁寧にはちみつのパッケージング
【アジアレポート/2019年8月_Topic02】
日本では猛暑が続く夏、ラオス北部のシエンクワン県ではすっかり雨季を迎えました。
蒸し暑いかと思えば大雨が降るとグッと急に気温が下がり、羽織ものが必要な日もあるほどです。
今回は、そんな雨季の晴れ間を見つけて、farm mielプロジェクト対象地域の村から、養蜂組合メンバー2名ずつが市内の養蜂センターへやってきました。
はちみつの販売のために、はちみつをパッケージングし製品化するためです。
まずは、ムアン村からの養蜂組合メンバー2名。この2名は前回のはちみつ精製の作業も熱心に行っていました。
今回のパッケージングでは、一人が瓶にはちみつを瓶に入れる作業を丁寧に行い、もう一人がはちみつを入れる前の瓶の中を拭く作業とはちみつを入れた後の瓶を拭く作業を行っていきます。
【こぼさないよう慎重に、瓶へはちみつを流し込むカンピューさん】
瓶のサイズは250g入り、500g入り、1kg入りと3つのサイズがあります。farm mielプロジェクトでは、今年のはちみつ販売を軌道に乗せるため、瓶とステッカーの準備を支援し、パッケージングや販売そのものは村の養蜂組合メンバーの手で行ってもらっています。
来年以降は、彼ら・彼女ら自らの手で、養蜂の巣箱管理から収穫、精製、パッケージングまで出来るようになること、それによって村人の生計向上の手立てになることを目標としています。
瓶詰めの次は、ステッカー貼りです。ステッカーは大きな一枚のシートに印刷されたステッカーデザインを、一枚一枚切り取るところから始めます。
2人で協力して、ムアン村からのはちみつのパッケージングを終えました。
一方、ポンカム村からは女性2名が養蜂センターへやってきました。
ムアン村と同じ手順でパッケージングを行うかと思いきや・・・先にステッカーの準備を始めました。
2人とも手先が器用で、サクサクと進めていきます。
パッケージングが終わり、ムアン村、ポンカム村のそれぞれのはちみつの販売も間近です。
自分たちの手できれいにパッケージングされたはちみつを並べ、養蜂組合メンバーたちの期待は高まっています。
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記事執筆/
アジア事業部
鎌田 久美子