【カンボジア】"家族”を感じた
【 アジアレポート/2018年6月_topic01 】
6月8日から6月24日にかけて開催された「テラ・ルネッサンス世界会議-This is Terra Renaissance-」に、カンボジア事業からは裁縫技術トレーナーのサムリット・ラウが出席しました。
この会議は、日頃活動を応援してくださる支援者さまに現地スタッフから活動や成果をお伝えする目的があると同時に、普段は世界6カ国で離れて活動しているスタッフ同士の結束を強め、理念や考えを共有する目的もありました。
実際にはどんなことを感じたのか、カンボジアに帰国したサムリット・ラウに、日本での滞在を経て感じたことを聞きました。
スピーカー:裁縫技術トレーナー/サムリット・ラウ 以下「ラウ」
インタビュアー:インターン/津田理沙 以下「津田」
通訳:プロジェクト・オフィサー/リ・サリアップ
編集:津田
(津田) まずは、日本からおかえりなさい!
(ラウ) ありがとう、日本に行けて本当に幸せでした。
(津田) 日本やラオス、アフリカのスタッフとお話ししてどうでしたか?
(ラウ)
日本のスタッフは、お休みのときに色々な場所に連れていってくれたり、一緒にお話ができてとても楽しかった。他の国のスタッフも、イベントで一緒だったり食事をしたけれど、とてもユニークな人ばかりで面白かったわ!
(津田) 誰が一番面白かった?笑
(ラウ)
パシフィックかしら。あと、コンゴのスタッフもずっとジョークをいって笑わせてくれたわ。パシフィックなんか背が高すぎて、レストランの席に座るときは片足のない私よりも大変だったのよ。笑
(津田)
それは面白いね。私も会ってみたい。イベントや訪問で、支援者のみなさんとどんなお話をした?
(ラウ)
イベントでは、スピーチをやらせてもらえて、自分が地雷の被害に遭った話や、カンボジアでの活動で自立することができた人の話をした。頑張って覚えて緊張したけれど、スピーチで伝えられてよかった。
支援者のみなさん一人ひとりとたくさんお話は出来なかったのが残念だけど、直接お会いすることができたのは本当に光栄なことだったわ。日本の人って、肌がツヤツヤしてて、年齢よりずっと若く見えるのね!
(津田)
そうなのかな笑 日本以外のスタッフにとっては特に、支援者の方々とお会いする機会はなかなかないよね。
(ラウ)
あとは、企業の支援者さまのところへ訪問して、ずっと屋根が壊れていた小学校の修理をサポートしていただけることになったのがとても嬉しかった。もう何年も壊れたままだったし、もう雨季だから、雨が降ったら授業ができないからね。
(津田) 私もその知らせを聞いて、カンボジアで喜んでたよ!ところで、日本にいる間に大きな地震があったけど、大丈夫だった?
(ラウ)
カンボジアでは地震がなくて、初めてのことだったから最初はなんのことか分からなかった。テレビをつけて意味が分かったけれど、地震の被害が大きかったところが心配。
(津田)
日本でのお仕事を終えて、いま感じていることは?
(ラウ)
テラ・ルネッサンスのスタッフは、ファミリーだということ。スタッフがお互いにリスペクトし合っていることがとても大切で、だからこそ遠い場所で活動していても同じビジョンに向かって進むことが出来るんだと思う。
それともし私がテラ・ルネッサンスの仕事を辞めたとしても、永遠にファミリーだと思っていて、それは、スタッフじゃなくなっても同じビジョンを目指す個人なことには変わりないから。
(津田)
日本やカンボジアの事務所では毎日ビジョンやミッションを唱和するけれど、それぞれの事業所のスタッフが集まって、ビジョンや理念について話し合ったことはとても貴重だし大事だね。話をしてくれてありがとう!
(ラウ) こちらこそありがとう!
それぞれのスタッフが、感じたことを持ち帰り、それぞれの国で共有することで、世界会議中に現場で事業を進めていたスタッフとも結束を強めることができると考えています。
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記事執筆/
アジア事業インターン
津田理沙