【ラオス】ラオス・シエンクアン養蜂センターオープン!
【アジアレポート/2019年9月_Topic02】
ラオス・シエンクアン県で実施してきた養蜂事業、通称”farm miel プロジェクト”の活動として、同県の中心であるポーンサヴァンにシエンクアン養蜂センターがオープンしました。
この養蜂センターの建物は、村人たちが収穫した巣から蜂蜜を絞り、フィルタリングして、瓶詰めなどの加工をするプロセシング・ルームと、できた蜂蜜製品を販売するショールームがあります。
プロセシング・ルームは、村人たちの蜂蜜の収穫する前に完成していましたが、ショールームはリノベーションが必要でした。2019年8月に、事業を協働する長岡造形大学の板垣助教授とその学生4名が現地を訪れ、ショールームのリノベーションを実施。
9月にはセンター前の屋根の張り替えや、ショールームの電気工事をし、板垣助教授がデザインした2つの看板を取り付けました。
ショールームでは、今年ムアン村、ポンカム村で採れたラオスの森の蜂蜜を1Lの大瓶、500ml, 250mlの3種類で、販売しています。2村は隣同士の村ですが、森に生えている木が少し違うため、蜜源となる花が違い、蜂蜜の色も、味も、風味も違います。
そこがこのシエンクアンの蜂蜜のユニークで面白いところです。ラオス政府UXO対策機関であるNRA事務所のスタッフも、ビエンチャンからオープンしたばかりの養蜂センターを訪問してくれ、蜂蜜を買ってくれました。
【養蜂センターを訪問するラオス政府UXO対策機関、NRA事務所のスタッフとの談笑、蜂蜜を購入している様子】
ショールームで販売している蜂蜜は、長期保存ができるように少し水分を飛ばして糖度をあげる作業はしていますが、市販のものと違い非加熱の生蜂蜜です。
ぜひ、世界遺産に登録されたばかりのジャール平原のあるシエンクアンへお越しの際は、養蜂センターにお立ち寄りいただき、味見をして、自分にあった味の蜂蜜をお買い求めください。
詳しい活動の様子はこちらをご覧ください。
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記事執筆/
アジア事業部
江角 泰