【冬季募金2019キャンペーン企画】【私が見てきたテラ・ルネッサンス vol.2】
ブルンジ事務所の職員パシフィックさんにインタビューを行いました。
今回の冬季キャンペーンでは、海外事務所で働く現地人スタッフにインタビューを行い、テラ・ルネッサンスとの出会いやテラ・ルネッサンスが社会に与えるインパクト等を話してもらいました。
ーーーーこんにちは。自己紹介をお願いします。
こんにちは。パシフィックです。
今は、ブルンジ事務所・プロジェクトコーディネーターとして、事業が円滑に進むように事業の現場での進行・調達・様々な関係者との調整など、多岐にわたる仕事を行っています。
ーーーーテラ・ルネッサンスで働くようになった経緯を教えてください。
私は13歳の頃に始まったブルンジ内戦で父親を失いました。
その後は悲しみに暮れながらも、畑で作物を作り、長男として6人の兄弟姉妹の面倒を見ながら、なんとか毎日を生き延びていました。
内戦中は武装グループの襲撃の際に家族まとまって別の場所へ避難し、お金も作物も奪われ、苦しい毎日が続きました。
大学も出ていて、英語、フランス語、スワヒリ語、アラビア語、現地語キルンディーの5か国語を話せますが、仕事を得ることができず、家で農業をしながらセカンダリースクールで英語をボランティアで教え、わずかな収入で生活を送っていました。
そんな中、2015年3月、テラ・ルネッサンスがブルンジでスタッフを探していた時に知人を介して小川さん・トシャさんと出会い、同年4月から働き始めました。
ーーーーテラ・ルネッサンスの第一印象はどうでしたか?
収入を得られる仕事に就けたのが初めてだったので、不安を抱えるというよりもようやく仕事を得られたという喜びが大きかったです。また、テラ・ルネッサンスで働き始める前から養蜂も自分でやっていたので、テラ・ルネッサンスの事業で養蜂を行うと知った時は、偶然のことで驚きました。
ーーーーテラルネは地域や受益者にどのような影響を与えていると思いますか?
テラ・ルネッサンスの支援は地域・受益者の生活に大きな影響を与え、ブルンジの平和構築に寄与していると思います。
テラ・ルネッサンスは、これまで脆弱な人々の生活を変化させてきました。
彼ら(受益者)がテラ・ルネッサンスと出会ったときは貧しくて、誰かの助けを借りなければ生きていけない状況でしたが、職業訓練を通して収入を得る技術を身につけました。そして、それら両方のスキルを使って収入を得て、衣食住を満たすなどの日々の暮らしや家族のニーズに応えることができるようになったと思います。
ーーーーテラ・ルネッサンスのスタッフとしての今後のあなたの課題は何ですか?
受益者はビジネスを運営するスキルをもっと必要としているし、グループで運営するスキルも必要としています。加えて、ブルンジにはまだまだ多くの人々が私たちの支援を必要としているため、テラ・ルネッサンスとして活動を拡大していきたいです。
これからも同僚や上司と活動について議論を重ね、協力しながら進めていきたいと思っています。
現在、テラ・ルネッサンスは冬季キャンペーンを行っております。
冬季募金でお寄せいただいたご寄付は、紛争被害を乗り越え、自立の支援を必要としているアジア・アフリカをはじめとする人々、テラ・ルネッサンスのすべての事業で、大切に活用させていただきます。多くのみなさまのお力添えを心よりお願い申し上げます。