「私の仕事 。~自分に何ができるだろうか~」vol.15
こんにちは。小川真吾です。
普段は、アフリカに駐在し、海外事業全般を担当しています。主にコンゴ民主共和国で紛争の影響を受けた女性たちへの支援事業を担当しています。
同地(南キブ州)では、今だに多くの方々が紛争下で最低限の生活さえできない状況にあり、一人でも多くの方々が手に職をつけて自立できるようにサポートを続けています。
また、現場での事業運営とともに、組織全体の運営管理を担っています。世界各地の現場スタッフが安全に活動しながら、地元の人々へより効果的な支援を届けられるよう助言・調整していくと共に、国内外のスタッフが、それぞれの強みを活かして、働いてもらえるような環境を作っていくことも大切な仕事の一つです。
2001年9月11日に発生した同時多発テロ事件。当時、創設者の鬼丸と平和について話をする機会がありました。
それは、鬼丸がテラ・ルネッサンスを設立する直前であり、彼の支援のあり方や、組織のビジョン、理念に共感したことが当会に関わるようなったきっかけとなりました。
まずは理事として関わり始めて、2005年にウガンダ駐在代表として働き始めました。
アフリカに住んでいると、紛争の悲惨さや、世界の不条理を常に感じます。一方で、どんな困難に直面しても、家族とのささやかな幸せを守ろうと必死に生き続けるアフリカ人の力強さを感じることもあります。
ウガンダ駐在代表として働き始めて14年。
私がこうして活動を続けているのは、「一人でも紛争で傷つく人たちを減らしたいという想い」と共に、支援対象地域だけでなく、日本人を含めた私たち一人ひとりが、「それぞれの持つ多様な力を発揮して、自分らしく生きられる社会になって欲しいという想い」があるからです。
その先に、私たちの目指すビジョン(誰もが安心して生活できる社会の実現=世界平和)があると信じ、活動を続けています。
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記事執筆
認定NPO法人テラ・ルネッサンス理事長
小川真吾