【冬季募金2019キャンペーン企画】【私が見てきたテラ・ルネッサンス vol.4】
みなさん、こんにちは!
寒い日々が続きますが、体調などは崩されていませんでしょうか?
今回は、寒い日本とは対照的に毎日30度前後のコンゴで現地職員として活動しているトシャにインタビューを行いました。
今回のインタビューではテラ・ルネッサンスとの出会いやテラ・ルネッサンスが社会に与えるインパクト等を話してもらいました。
ーーーーこんにちは。自己紹介をお願いします。
こんにちは。トシャ・マギーです。
今は、ウガンダの元子ども兵たちの卒業生がどのような生活状況にあるのかの後追い調査したり、コンゴ事業の会計作業や、業者との折衝、調達業務などに従事しています。また、各事務所のスタッフにテラ・ルネッサンスの理念や自立の大切さを伝えることも大切な仕事として行なっています。
私はブルンジの紛争で家族を失い、12歳の時にウガンダにやってきました。それから独学で英語を習得し、不動産会社に就職し、安定した生活を送れるようになりましたが、私の住むカンパラ市内にはストリートチルドレンの子どもたちがたくさんいる状況でした。それを見て、4人の子どもを引き取って育てるようになり、その頃からずっと、NGOで働きたいと思っており、そんな時テラ・ルネッサンスと出会いました。
ーーーーテラ・ルネッサンスの第一印象はどうでしたか?
「一人ひとりに未来を創る力がある」という理念を持ったテラ・ルネッサンスの考え方に共鳴したことです。アフリカで活動する援助機関の多くは、「私たち、アフリカ人には力が無いから支援してあげよう」というスタンスですが、テラ・ルネッサンスは、一人ひとりに内在する多様な力を信じて、寄り添い支援をしてくれるアフリカ人のパートナーなんだと思いました。
ーーーーテラ・ルネッサンスは地域や受益者にどのような影響を与えていると思いますか?
対象者は紛争で家族を亡くしたり、兵士として無理やり徴兵された経験のある、心身ともに大きな傷を負った人たちでしたが、その多くがテラ・ルネッサンスの支援をうけて、経済的に自立できるようになっています。
仕事をすることで、これまで自分の子どもに食べ物さえ作ってあげれなかった女性たちが、女性として母親としての尊厳を取り戻しています。また、テラルネッサンスの支援を通して、困難や辛いことに直面しても、「今あるものに感謝して生きる力」が培われていることを後追い調査(卒業生してから7年目の調査)を通して知ることができました。
基本的ニーズを満たせるようになったことと同時に、対象者が自分の存在意義や、自分の居場所、役割を見つけ出し、自尊心を高めることができたことが一番の変化だと思っています。
ーーーーテラ・ルネッサンスのスタッフとしての今後のあなたの課題は何ですか?
これまで以上に多くのスタッフにテラ・ルネッサンスの理念を理解してもらい、同じビジョンを持って働く現地スタッフを増やしていくことです。また、私自身は、日本に何度も招へいしてもらい、日本の支援者の皆様がどんな思いでアフリカに支援をして下さっているのかを実際に見聞きしています。
現場での支援を支えてくれる日本の方々の想いや意思を、現地で活動するスタッフや関係者たちに伝えていくことも私の大切な役割、課題だと思っています。
トシャがインタビューで語ってくれたように、テラ・ルネッサンスは「一人ひとりに内在する多様な力」を信じてコンゴでも精力的に活動を続けています。
そして、日頃から私たちの活動を支えていただき、皆様へ感謝を申し上げます。
しかしながら、トシャが活動するコンゴ民主共和国は、残念ながら現在でも安心して生活する事ができない人々がいます。
テラ・ルネッサンスでは冬季キャンペーンを通してコンゴの人々の安心した生活への更なる支援をお願いしております。みなさまの暖かいご支援を心からお待ちしています。