【インタビュー】橿原市立畝傍中学校にインタビュー!

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【インタビュー】橿原市立畝傍中学校にインタビュー!

橿原市立畝傍中学校にインタビューさせていただきました!

橿原市立畝傍(うねび)中学校では、生徒会の皆さんが中心となって書き損じはがきを集めてくださいました。また、2018年、2019年と2年続けて、PTAバザー(畝中バザー)での売り上げとその際に集まった募金を当会に寄付してくださり、書き損じはがきと合わせた寄付金額は、ウガンダ現地での給食費280食分をまかなえるほどとなりました。

今回、弊会インターンの佐藤が、1年生の頃から活動に取り組んできた川合さん、山岡さん、中島さんの3人にお話をうかがいました!

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(左から 中島さん、川合さん、山岡さん)

活動のきっかけは何ですか?

川合さん:2年生の時にテラ・ルネッサンスの栗田さんが来て、体育館で話をしてくれました。その時のことが印象に残っていて。

元子ども兵の人たちが新しく頑張っていくのに必要なお金になればいいなと思い、先生たちに寄付を提案しました。

中島さん:子ども兵の子たちのことや、地雷の問題のこと、今私に直接できることはあまりないけど、それでも役に立てたらいいなと思いました。

バザーでの活動について教えてください!

山岡さん:畝中バザーでは、毎年有志を募ってお呈茶(お茶を点てて振る舞うこと)をします。私たち3人は中学1年生の時から参加してきました。

お呈茶に参加するメンバーは、夏休み中から、お茶の点て方やお作法、浴衣の着付けなどを練習します。バザー前日には部屋の掃除や移動、飾り付けを行い、当日は浴衣を着て、お客様にお茶と手作りのお団子をお出ししました。

受付には募金箱を置き、寄付を呼びかけました。そして、バザーの売上げと募金箱に集まった募金をテラ・ルネッサンスに寄付しました。

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(2019年度のバザーにて。笑顔溢れる素敵な受付!)

畝傍中学校の皆さんは、書き損じはがきの寄付もしてくださいましたね。


川合さん:はい!書き損じはがきを集めると寄付になることを知って、生徒会で集めようということになりました。

毎朝昇降口に立って、「書き損じはがき集めてます」と声をかけました。最初はほとんどの人が素通りで、「書き損じはがきは郵便局に持っていけば切手になるのに、寄付してしまったらもったいない」という人もいて、寄付がなかなか集まらずに苦労しました。

けれど、「そのお金で救われる人がいるんだよ」と伝えると、少しずつですが、みんながはがきを持ってきてくれるようになりました。

活動をする中で、嬉しかったことはありますか?


山岡さん:お呈茶の練習も前日の準備も、忙しくて慌ただしかったけど、みんなで協力できて楽しかったです。

毎年、どうしたらより良くなるか、みんなで考えて工夫をしています。例えば募金箱の上にカードを置いて目立つようにしたり、画用紙でポスターをつくって貼ったり。

そのお陰で、1年目は余ったお団子が2年目には完売しました。テーブルの位置や並べ方も、「こう置くと雰囲気出るんじゃないかなあ」とかみんなで言い合って、気付いたら「あ、できてた!」みたいな。1年目はお茶をどうやって飲めばいいか分からない人がいたので、持ってから飲むまでの作法を黒板に書くこともしました。

 

川合さん:お団子を作るのも、浴衣を着るのも、お茶をたてるのも、初めてやることばかりでした。お呈茶の有志に立候補しなかったら教えてもらえなかったことがいっぱいだったので、やってよかったな、と思います。

お茶やお菓子を出した時に、「これ自分たちで作ったの?すごいね!」と言ってもらえるのも嬉しかったです。

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(インタビューに学校を訪れた時にも、お茶の振る舞いが。慣れた手つきでお茶を点てる皆さんの姿がかっこよかったです。)

 

中島さん:バザーの時、募金がなかなか集まらず、先生から「誰か呼びかけしてきて」と言われました。

私は普段サッカーをしていて、ゴールキーパーとしていつも大きい声を出しているから、「役に立てるかも」と思ったんです。腕まくりをして、両手で募金箱を抱えて、「募金お願いします!」と何度も呼びかけると、人が立ち止まって「すごいね」「よく聞こえてるよ」と声をかけてくれたり、お金を入れてくれたりしました。

少し照れくさかったけど、嬉しかったです。

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(「お団子いかがですか」と、校内を歩いて回る中島さん)

みんなの工夫が積み重なってできたバザーだったんですね!最後に、「世界のために一歩を踏み出したい!」という学生の皆さんに、何かメッセージをお願いします!


山岡さん: 100円ショップで108円のものを買って110円出すと、2円おつりが返ってくるじゃないですか。その2円を募金するって、誰にでもできることじゃないかなと思うんです。そういう少しのことでも100人がやれば200円になるし、そう思う人が一人でも増えたら、助かる人が増えて良いだろうなと思います。


川合さん:お金も大事だと思うんですけど、子ども兵の存在を知らない人にそのことを知ってもらいたいなと思います。


中島さん: たくさんの子たちが、自分たちと同じぐらいの年で、子ども兵として死んでいってる。そのことを知ってもらえたら、たぶん募金も増えると思います。多くの人に、まず知って欲しいです。

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(2019年のバザーにともに取り組んだ同級生や後輩たちと。)

編集後記


2019年9月、彼女たちの3年目のバザーにお邪魔しました。工夫をこらした設営や、浴衣を着て慣れた手つきでお茶をお出しする皆さんの姿に、夏休みからの懸命の練習や準備が垣間見えました。

 

印象的だったのは、皆さんの明るさと仲の良さ。「人のために動くこと」を楽しむ心や、3年間ともに活動する中で深まった絆が、きらきらと輝いて見えるようでした。また、1年生や2年生の後輩たちにアドバイスをする頼もしい姿も見られ、彼女たちの思いは卒業後も受け継がれていくのだと、胸が熱くなりました。

 

私たちの世界平和への思いに共感し、行動を起こしてくれた彼女たちのことを心から頼もしく思うとともに、めぐるプロジェクトへの参加が彼女たち自身の挑戦や成長のきっかけとなれたことを、本当に嬉しく思います。

テラ・ルネッサンスの活動や成果の一つ一つは、こうして協力してくださる皆さんの存在があってのものです。これからも、皆さんの温かな想いを背に受けながら、真摯に活動を続けてまいります。

 
現在、テラ・ルネッサンスでは、書き損じはがきや古本の回収を強化中です。皆さんのご参加を心よりお待ちしております!

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記事執筆:インターン 佐藤

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