【速報】コンゴ民、南キブ州で洪水発生【緊急支援プロジェクト】
4月19日、日曜日。
コンゴ民主共和国南キブ州(ウビラ地域)にて洪水が発生しました。
テラ・ルネッサンス コンゴ事務所からの報告に由ると、24名死亡、45名負傷、3500世帯が半壊、全壊とのこと。
※この動画は音が出ます。音量にご注意ください。
同地域では、紛争被害者の自立支援として、国連開発計画とテラ・ルネッサンスの協働事業で、チーズ・乳製品の製造技術指導や協同組合設立を支援してきました。
この地域は、以前より武装勢力の襲撃が続き治安が悪化。さらに新型コロナウイルス感染防止のため、隣国ブルンジとの国境が閉鎖されている中での大洪水の発生です。
今後、衛生環境の悪化による感染症(新型コロナウイルスも含む)や、暴動・武装勢力の襲撃などの社会不安の増大が懸念されます。何より医療や食料にアクセスできず、多くの命が失われる危険性が大きいです。
ウビラ地域の様子。(撮影:テラ・ルネッサンス)
現在、テラ・ルネッサンスとして何らかの支援ができないか、治安や新型コロナウイルスなどの感染に最大限気をつけながら、コンゴ事務所スタッフによる調査を進めています。
もとより新型コロナウイルス対策が差し迫っていたコンゴ。その中でも私たちの活動地域である南キブ州では、ここ数年、推定190万人の人々が1日1食の食事を摂取することも困難な状況であり、ひとたび感染が拡大すると甚大な被害が出ると予想されていました。
そしてテラ・ルネッサンスは、その対策のために「新型コロナウイルス対策緊急プロジェクト」を実施しはじめたところでした。
そんな中の大洪水。
新型コロナウイルスの感染が広がる中の洪水は、衛生環境を悪化させ、より多くの人々の命を奪うことになります。
いま、いっそう迅速な対応と、活動資金が必要とされているのです。
◆アフリカにおける感染拡大を防ぎ、人々の暮らしを守りたい
私たちはいま、ウガンダとコンゴ民主共和国で新型コロナウィルス対策緊急支援プロジェクトを実施しており、【 1,200万円 】の活動資金を必要としています。
現在、4,952,000円のご支援をいただいており、度重なる逆境に揉まれた人々を救うためにあと【 705万円 】の活動資金が必要です。
現在のコンゴの状況と、いま新型コロナウイルスを予防する必要性をご理解いただき、新型コロナウイルスの感染防止と、紛争と災害により脆弱な立場に置かれている人々の社会的、経済的ダメージを少しでも減らすため、一人ひとりの「いのち」を守るために、皆さまのご支援をお寄せください。
プロジェクト詳細・ご支援はこちらから。
また、緊急支援プロジェクトについて、現地でプロジェクトを担当している当会理事長の小川真吾によるオンラインセミナーを4月24日(金)に緊急開催いたします。プロジェクトの進行をご報告いたしますので、ぜひご参加ください。
申込・詳細はこちら
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報告/
小川真吾、鬼丸昌也
記事執筆・編集/
島彰宏、津田理沙