ブルンジでさらに13の簡易手洗い設備を追加支援【緊急支援プロジェクト】
現在、ブルンジでの新型コロナウィルスの感染者は累計104名、1名の死亡者が出ており(6月16日時点の公式発表)、ここ最近で、感染者の増加が顕著になってきました。
当会が活動を行うムランビヤ県では、今のところ公式には感染者はいませんが、経済首都のブジュンブラと政治首都のギテガの間にあり、ムランビヤ県で働く単身赴任者はブジュンブラやギテガで週末家族と過ごす人も多いなど人々の往来も多い場所で、いつ感染者が出てもおかしくありません。
先月に続き、ムランビヤ県の学校やマーケットにて、更に3箇所に13の簡易手洗い設備を配布し、5月下旬までに、合計47箇所で102の簡易手洗い設備を配布しました。
写真:配布した簡易手洗い設備
全箇所を自治体職員と共に巡回し、手洗い方法や新型コロナウィルスの予防方法を伝えました。生徒数が多い学校には他の場所より多くの手洗い設備を配布しているのですが、「足りないからもっと多くの手洗い設備が欲しい」と、多くの学校の校長からスタッフに電話がかかってきます。
ですが、この地域では他に新型コロナウィルス予防の支援を行う団体が他にいない中、当会としても、より多くの場所に支援を届ける必要があると考えるため、判断が悩ましいところです。
写真:手洗い指導の様子
また、隣国に比べてロックダウンや外出禁止令といった厳しい措置が発令されていないため、生活には大きな打撃は見られないものの、昨年4月に開業した洋裁店や美容院を営む対象者は、新型コロナウィルスによる食料やマテリアルの価格高騰、客の減少に苦しんでおり、彼らのビジネスが頓挫しないよう、追加支援を検討しています。
一方で、洋裁店の中には、大統領選挙前の政党の集まりなどで着用するユニフォームの受注が多く得られ、選挙特需(?)で、思わぬ収入も得られたようです。5月20日には大統領選挙が実施され、新大統領の就任式を間近に控え、治安も落ち着いています。(一方で、退任を控えたンクルンジザ大統領が6月8日に急逝されました。謹んで心より哀悼の意を表します)
ブルンジの人々が安心して暮らすことが出来るよう、引き続き、テラ・ルネッサンスとして出来ることを実施していきます。
◆アフリカにおける感染拡大を防ぎ、人々の暮らしを守りたい
アフリカの感染拡大を防ぎ、人びとの命を守るため、長らくみなさまにご寄付のお願いを続けていた『新型コロナウイルス対策緊急支援プロジェクト』。
この度、皆さまのお力添えにより、第2目標としておりました1,900万円を達成することができました!
心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
世界を新型コロナウイルスが覆う今、当面の資金を集めることができたことによって、現場に支援を届けることができるので、胸をなでおろす気持ちでいると同時に、私たちが担う責任を感じる次第でございます。
ただ、当面の資金は集めることができたものの、 今後の状況次第では、さらなる資金が必要となることが想定されます。
月々1,000円からご支援いただけるファンクラブ会員も募集しております。
ぜひ引き続き、お力添えのほど、どうぞよろしくお願いいたします。
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