ブルンジで新型コロナウィルス対策の研修の実施【緊急支援プロジェクト】
現在、ブルンジでの新型コロナウィルスの感染者は累計269名、1名の死亡者が出ており(7月15日時点の公式発表)、感染者は増加し、検査体制や予防啓発も徐々に強化されています。
その中で、自治体から要望があり、政府が計画をしている医療従事者向けの新型コロナウィルス対策の研修実施の支援を行うことになりました。
既に新型コロナウィルスの予防方法や患者の治療方法について研修を受けた病院や医師もいるようですが、特に地方の病院はそういった研修の機会が提供されるのが遅く、新型コロナウィルスの患者受入れ病院に指定されている地方病院のスタッフも、対応の仕方が分からずとても不安に思っていました。
そのため、この研修を受けてもらうことで、予防方法に加え、今後地方で感染者が出てきたときに、首都の病院に移送するのではなく、地方の病院でも適切に対応することが出来るようになることが期待されます。
6月27日〜30日の間で3日間実施した研修では、28名の医療従事者が参加し、感染予防・拡大予防・治療に必要な知識について、専門家から学びました。
参加者の一人である保健所の職員からは、
「この研修を待ち望んでいました。適切に手を洗うことや、新型コロナウィルスの感染疑いがある患者への対応の仕方など、これまで知らなかったことを多く学びました。テラ・ルネッサンスがこれまで学校などに手洗い設備を配布してくれましたが、それらを適切に扱う知識が不十分だったので、これから市民の皆さんが正しく振る舞い、新型コロナウィルスから自身を守ることができるように、私たちが啓発をしていきます」
と話してくれました。
これまで行ってきた大勢が集まる場所への手洗い設備の配布に合わせ、このような正しい知識をより多くの人々に伝えていくといった啓発活動も合わせて、自治体と協力してこれからも実施していきます。
(報告:古岡 繭)
◆アフリカにおける感染拡大を防ぎ、人々の暮らしを守りたい
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ただ、当面の資金は集めることができたものの、 今後の状況次第では、さらなる資金が必要となることが想定されます。
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