コンゴ民:南キブ州ウビラ地域でおきた洪水の被災者支援
2020年4月19日、コンゴ民主共和国南キブ州(ウビラ地域)にて洪水が発生しました。テラ・ルネッサンス コンゴ事務所からの報告に由ると、24名死亡、45名負傷、3500世帯が半壊、全壊でした。7万人以上が被災しました。
↓当時の様子はこちら↓
【速報】コンゴ民、南キブ州で洪水発生 (2020年4月20日)
テラ・ルネッサンスでは、南キブ州ウビラ地域で先月から洪水被災者への食料や衛生用品の支援を行ってきました。
治安が悪い上に、新型コロナウィルスの感染者も増えており、国連の人道援助を調整する機関と協議しながらのオペレーションで現地スタッフたちも現地に何度も足を運びながら頑張ってくれました。
現時点で、支援が行き届いていない65歳以上の高齢者を抱える200世帯、約1500名に対して、主食のメイズや豆、石鹸やポリタンクなどの衛生用品の配布が完了しています。
もともと、テラルネはこの地域で、紛争被害を受けた女性や国内避難民を対象に、国連開発計画(UNDP)とともにチーズなど乳製品の製造技術指導や協同組合の設立を支援してきましたが、昨年度は治安が悪化していました。
そんな中、今回の洪水があり、幸い、協同組合のメンバーの多くは被害を逃れることができましたが、コロナの影響もあり、被災された方々は住む場所もなく、学校の敷地や教室で雑魚寝状態で避難生活を送っています。
屋根近くまで土砂に埋もれたままの家や学校、教室の中も黒板の高さまで土砂で埋れていたり、と洪水被害の大きさが伺えます。
写真:土砂に埋もれたトラック
また、避難している場所も、劣悪な場所でコロナ対策など、できるような状況ではなく、
とにかく、雑魚寝でも寝る場所があれば、という状況が洪水があってから2ヶ月半以上、今も続いている状況です。
写真:避難所の中の様子
写真:避難所の様子2
治安悪化とコロナの影響で、現場での支援活動もスムーズにはなかなか進みませんが、少しでも多くの方々に支援を届けられるように活動を続けていきたいと思っています。
報告:小川真吾
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