ファンクラブ会員の制度と意義
ファンクラブ会員キャンペーンを現在実施中のテラ・ルネッサンスですが、そもそもファンクラブ会員とはどのような制度なのでしょうか?
テラ・ルネッサンスとの他の関わり方とどのような違いがあるのでしょうか?
この記事が、ファンクラブ会員についてより深く皆さまに知っていただき、興味を持っていただくきっかけになれば幸いです!
ファンクラブ会員とは?
テラ・ルネッサンスへのご支援の仕方は多様であり、法人サポーターという法人様向けのマンスリーサポート制度やその都度のご寄付、めぐる(古着、古本、携帯電話などの回収)プロジェクトを通してのご寄付などがあります。
多様なご支援の形態の一つであるファンクラブ会員とはどのような制度なのでしょうか?
テラ・ルネッサンスでのファンクラブ会員とは、月々1,000円から継続支援(マンスリーサポート)をして頂く方のことを指します。
つまり、その都度の寄付ではなく、毎月決まった額を寄付していただいている支援者の方々を、テラ・ルネッサンスの「ファンクラブ」に入っていただくという意味を込めて、ファンクラブ会員とお呼びしているのです。
ファンクラブ会員の方には、年次報告書・結晶母といった活動に関する定期的な発行物や、お誕生日月には心ばかりのお誕生日プレゼントをお届けしています。
「社会」とつながる場所
それでは、ファンクラブ会員という制度が、支援者の皆様にお届けできるもの、そして私たちにもたらすものは、何でしょうか。
それはまさに、ファンクラブ会員の定義にもある、「継続的な支援」をしていただけるからこそ、いつもテラ・ルネッサンスとつながっていただける、ひいてはテラ・ルネッサンスを通して「社会」とつながっていただけるということです。
せわしなく過ぎる日々の中で、忘れてしまいそうになる平和への想いや自分が大切にしていることを、毎月の寄付を明細で確認したり、定期的に届く報告書を見ることを通して改めて思い返し、実感する。
そのような機会をテラ・ルネッサンスのファンクラブ会員という存在を通して届けることができたなら、これ以上の喜びはありません。
柔軟に、そして迅速に、安定した支援を届けられるということ
そして私たちがファンクラブ会員という制度を通してご支援を賜りたいと考えるもう一つの大きな理由は、私たちの活動を継続的に支えていただけるということで、現地のニーズに合わせた柔軟性のある安定した対応を、スピード感をもって受益者の方々に行うことができるということです。
テラ・ルネッサンスは、市民の皆さまに支えられ会費と寄付で運営されているNPOです。支援を途切れさせずスムーズに届け続けるためには、安定した財源の確保が必須となります。
もちろん財源確保の方法として、行政や民間の助成金や補助金を申請して活用する、というものもあります。
しかし、助成金や補助金は使途が一つの事業に特化したものであったり、申請してから実際に助成や補助を受けることができるまで数ヶ月という時間を要するということがあります。
さらに、助成金や補助金は申請したからといって必ず通るというわけではありません。
今回新型コロナウイルス感染症の対策として、助成金や補助金の申請や受領を待たず迅速に取りかかることができたのは、まさにファンクラブ会員の方からいただいた会費から成る自己財源があったからこそであったのです。
また、ファンクラブ会員の方からいただく会費は定期的・継続的ゆえ、見通しが立ちやすく計画を立てて活動しやすいという強みがあります。
つまり、ファンクラブ会員の方からの会費によって、現地の事態に即応する活動が可能となるのです。
ファンクラブ会員数の伸び
テラ・ルネッサンスは設立当初からこれまで、数えきれないほどたくさんの支援者の方々に支えられてきました。
このグラフを見ていただければわかるように、2008年度には161人だったファンクラブ会員も、徐々に増え始め、2019年度には約10.6倍の1,705人になりました。
長年ファンクラブ会員である江藤ちふみさんからは、
「支援が役立っていると思うと嬉しいですし、受益者やスタッフから『僕も頑張っている』といったメッセージを聞くと、自分も頑張ろうと思えます。そうして自分の気持ちが元気になることで、次のモチベーションに繋げることができています。」
といった嬉しいお声もいただいております。
このブログ記事でこれまで紹介してきたように、ファンクラブ会員の皆さまには、様々な意味で多大なお力添えをいただいたと感謝しております。
これからもテラ・ルネッサンスが支援者の皆さまと社会をつなぐかけ橋のような存在であり続けたいという想いから、また、これからテラ・ルネッサンスが組織として現地でよりパワーアップし安定した活動を行うために、新たにファンクラブ会員となっていただける支援者さまを200名募集するキャンペーンを現在実施しております。
皆さまのお力添えをいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
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記事執筆/
啓発事業部・インターン
元浦菜摘