「笑顔」とつながる場所 元インターン 和泉羽美さん
ただいま行なっているファンクラブキャンペーンのテーマ【「社会」とつながる場所】に因み【「〇〇」とつながる場所 】と題し、テラ・ルネッサンスに関わる人々にとって「テラ・ルネッサンス」とどのような事につながりを感じているか聞いていきます。
今回は、テラ・ルネッサンス元インターンの和泉さんにお話をお聞きしました。和泉さんは2018年9月から2019年8月までインターンされていました。
和泉さんはソーシャルビジネスという、社会問題解決にビジネスで挑む株式会社ボーダレス・ジャパンで採用・広報を担当されています。
そんな和泉さんの「笑顔」にまつわるエピソードや「笑顔」とつながる場所としてテラ・ルネッサンを選ばれた理由についてお聞きしました。
笑顔が溢れる
ーー「笑顔」にまつわるエピソードを教えてください。
なんて素敵な「笑顔」が溢れる場所なんだろう。
大学2年生の夏、ウガンダにあるテラ・ルネッサンスの事務所を訪問した時、1番最初に感じたことです。
澄んだ青空のもと、カラフルな布を片手に苦戦する人や、丁寧に家具に使用する木材にヤスリをかける人。そんな洋裁や大工の授業を真剣に受ける元子ども兵達を横目に、教室を自由に駆け回る子ども達。
これが一番最初に目にしたグルの自立センターの風景でした。
お昼や休み時間にはみんなで話をしたり、子ども達と一緒に遊んだり。笑顔が弾ける瞬間がそこら中に広がっていて、とてもつい最近まで20年も内戦が続いた地にいるとは思えませんでした。
その後センター卒業生にも会いに行きました。やはり「笑顔」が素敵な女性が明るく私たちを出迎えてくださり、色々な話を聞かせてくれました。
ただ、彼女や彼ら一人ひとりの過去は、当時19歳の私が受け止められるものではありませんでした。私は途中で話を聞くことすら怖くなり、ただ涙を流しながら話に耳を傾けることしかできませんでした。
グルからの帰り道、私はずっと考えていました。私だったらもう一度あんなに笑うことが出来るだろうか、と。答えは未だに分かりません。どちらかというとNOに近いかもしれません。
そう考えていた時にふと、全身全霊をかけて彼女達の明るい未来のために動かれていた職員さん達の顔が浮かびました。
私は彼女ほど強くないかもしれない。でも、もう2度と彼女のような経験をする人が現れて欲しくない。だから私もいつか人の「笑顔」に、そして平和につながる仕事をしよう、そう帰り道に決意したことを覚えています。
「笑顔」とつながる場所
ーー「笑顔」とつながる場所としてテラ・ルネッサンスを選んだ理由を教えて下さい。
紆余曲折ありつつ、テラ・ルネッサンスでインターンを始めました。当時の私は、大学卒業後の進路に悩んでいました。インターン生として様々な活動に関わりながら、自分はどんな風に人の「笑顔」と平和に繋がる仕事に携わりたいのか、毎日そればかり考えていました。
そんな時に、いつも寄り添ってくださったのがテラ・ルネッサンスの京都事務所の皆さんでした。今度こんなイベントがあるみたいだよ、こんな進路はどうかな?と、毎日まるで家族のように接してくださいました。
そしてテラ・ルネッサンスではインターン生も職員も、お昼はみんな一緒に食べるという習慣があるのですが、何度このお昼休憩で笑い死にそうになったか、覚えていないくらいたくさん笑いました。
ウガンダでも、京都事務所でも、テラ・ルネッサンスにはいつも「笑顔」が溢れていました。
だから、私にとってのテラ・ルネッサンスとは「笑顔」とつながる場所なのです。
「不平等」をなくす世界を目指して
ーー最後に、和泉さんの夢についてお聞かせください!
私の夢はこの世からあらゆる「不平等」をなくすことです。生まれた場所や環境によって安心して暮らせない社会ではなく、みんなの笑顔が溢れる世界であって欲しいと願うからです。
これからも、平和で「笑顔」の溢れる世界を創るために、日々少しずつ前に進んで行きたいと思っています。
ファンクラブキャンペーン2020実施中!
以上元インターンの和泉さんでした。
現地の方の「笑顔」に触れ、様々な葛藤から、もっと「笑顔」を広げたい、「笑顔」で溢れる世界を実現したいと感じ、テラ・ルネッサンスのインターンを通して「笑顔」とつながり、テラ・ルネッサンスを卒業した後でも世界平和を想い続ける和泉さん。
私たちも彼女の「笑顔」のおかげで、世界平和実現に向けて一歩ずつ歩んでこれました。また、みなさまの「笑顔」とつながることで私達の活動の大きな力となってます。平和への想いとともに、みなさまの「笑顔」とこれからもつながっていきたいと思います。
テラ・ルネッサンスでは8月1日から9月30日までファンクラブキャンペーンを実施しています。この機会に、是非私たちと一緒に活動していただければと思います。
ーーーーーーーー
インタビュー・編集/
啓発事業部 インターン 高口 望