【ウガンダ】【緊急支援プロジェクト】ラジオによる啓発や緊急支援を行いました
【アフリカレポート/2020年9月_Topic01】
ウガンダ北部では、難民とその方々を受け入れるホストコミュニティの方を対象に、新型コロナウィルス対策を行っています。普段はアジュマニ県でコロナ対策にあたっていますが、行政からの要請があり隣のモヨ県でも活動を行いました。
↑ラジオによる啓発活動の様子
モヨ県の難民とホストコミュニティの方たちに向けて、テラ・ルネッサンスのスタッフ、県の保健オフィサー、助産師、警察官が啓発を行いました。ラジオを使ったもので、感染予防法、マスク使用法や症状について2回放送しました。
合わせてロックダウン下での10代の早期妊娠を避けるための両親へのガイダンス、家庭内暴力や性暴力に関する注意などもお伝えしました。この放送ではより多くの方々に理解していただくために、マディ語、英語、アラビア語、バリ語を使いました。
↑妊産婦等への支援
また、モヨ病院の妊産婦棟で泊まっている妊産婦の方たち15名に、食料、生活用品、マスクや啓発ポスターを配布しました。コロナの影響で全国的に生活が苦しくなっていますが今回サポートした方たちは、その中でも特に支援が必要な方たちです。
彼女たちは妊産婦であるうえにチャイルドマザーやシングルマザーであったり、家族からのサポート得られない状況であり、病院で過ごすことができるよう支援を行いました。
↑個別訪問による緊急支援①
この男性は脚に障害を負って歩くのが難しい中、調理コンロ(写真左)を作って生計を立ててきました。しかしコロナにより注文が減って収入も減少し、生活が難しくなったため、緊急的に食糧や生活用品などを支援しました。
↑個別訪問による緊急支援②
上記の男性と同様に、コロナ危機の間、モヨ県の50世帯を戸別訪問して緊急支援をしました。この女性は20代の頃に病気で両脚を失ってしまいました。今回のロックダウンで生活が苦しくなっていたため、食料、マスク、手洗い設備などを支援しました。
↑自宅での隔離生活も
家族で陽性の方が出た場合、病院で治療を受けると同時に、残った家族は14日間自宅で隔離生活をします。その間の生活物資もお配りし、モヨ県では11世帯をサポートしました。
改めまして、いつも皆さまからの暖かいご支援、本当にありがとうございます。
引き続き、感染予防、緊急支援や自立支援など、状況に応じて支援できるよう活動を行っていきます。
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記事執筆/
海外事業部
鈴鹿達二郎