【カンボジア】地雷とコロナと洪水と
【アジアレポート/2020年10月_Topic01】
地雷撤去支援として地雷撤去団体MAGへ活動資金を提供しています。その中でもDiggerという機械を使う機械チームの活動費を提供しています。2020年7月から9月までの3ヶ月間は、バッタンバン州サムロート郡とコッス・クララ郡の2カ所の地雷原で活動しました。
写真1: 地雷撤去機械Digger
機械チームはDiggerを使って地雷に汚染された99,361㎡の土壌を撤去し、この土地の対人地雷を破壊することができました。それによって、4世帯38名が直接的に、1,308世帯3,290名が間接的に安全な土地に住めるようになりました。
写真2: Diggerが地雷原を撤去する様子
地雷撤去がなければ、コミュニティに住む人々はその土地を利用することができないため作物の栽培を拡大することが妨げられ、生命も危険にさらされていました。この撤去した2カ所の土地は農業のために使用されます。
写真3: Diggerを遠隔操作で操縦する機械チームの作業員
9月末から降り続いた雨によって10月には各地で洪水が発生しました。サムロート郡やコッス・クララ郡などでも川の水が溢れて洪水が発生しており、地雷撤去作業への影響が懸念されます。Covid-19や洪水など問題は多いですが懸命な地雷撤去活動が続いています。
*地雷撤去団体MAGからの詳細な報告書をいただいているので合わせて添付させていただきます。
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記事執筆/
海外事業部アジア事業担当
江角 泰