戸別訪問で石鹸配布【緊急支援プロジェクト】
コンゴ中央カサイ州で、紛争被害を受けた女性たちが生産した石鹸を配布している様子です。
生産した石鹸は、地元の最貧困層やシングルマザー、高齢者、障害者など、最も脆弱な方々に配布しています。
現時点で291世帯世帯(2040名)以上に配布が終わっており、今も継続して配布を続けている状況です。
(写真)生産して箱詰めした石鹸を出荷準備している様子
もちろん、今回はこれらの石鹸は全てテラ・ルネッサンスが買取り、それを他の方々への支援物資として無償で配布しています。
配布先は、スタッフたちが、他の援助機関や、各村々のリーダーたちと相談し、戸別訪問をして最も脆弱な対象者を優先的に支援しています。
また、配布する際も、1箇所に集めて配布することはコロナ対策上できないので、一世帯一世帯、スタッフが戸別訪問して配布しています。
(写真)運搬のためトラックに石鹸を積む様子
炎天下の中、うちの現地スタッフも結構、体力を使う仕事ですが、スタッフたちの話を聞くと、直接、訪問することで、コロナ禍で生活苦とともに精神的にも不安を抱えている最脆弱の方々から様々な話を聞いたり、状況を把握することができています。
さらに、戸別訪問の際、対象者の方々から悩みや、苦しみを直接話を聞いたり、また、世間話や楽しい話もしたり、写真をとったりするなどインフォーマルな対話をすることで、対象者の方々からは、支援に対する喜びとともに、「話ができてよかった。家まで来てくれて本当にありがとう」という言葉をたくさんもらっているとのことでした。
一人ひとりの状況や、抱えている悩みや苦しみは様々で、多くは物理的な支援も必要としていますが、それでも、それぞれの心に寄り添い、可能な限り、それぞれの状況に応じて支援を行っていくことが大切だと感じています。
(写真)スタッフが戸別訪問する様子
もともと紛争により家族や家を失い、喪失感や孤独感、心の傷を抱えながら、コロナ禍で明日の生活も見えない最脆弱層の方々に対して、「顔の見える誰か」が側にいてくれているという安心感をテラ・ルネッサンスのスタッフが与えることができればと願っています。
まだまだ、コロナ禍で生活が困窮している方々がたくさんいる中で、現場のニーズは
十分満たせていませんが、今回、コロナ対策のご支援で多くの方々から募金を頂いたことで、さらに食料や衛生用品を、現地の方々に届けていくことができます。
(報告:小川真吾)
◆アフリカにおける感染拡大を防ぎ、人々の暮らしを守りたい
アフリカの感染拡大を防ぎ、人びとの命を守るため、長らくみなさまにご寄付のお願いを続けていた『新型コロナウイルス対策緊急支援プロジェクト』。
この度、皆さまのお力添えにより、第2目標としておりました1,900万円を達成することができました!
心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
世界を新型コロナウイルスが覆う今、当面の資金を集めることができたことによって、現場に支援を届けることができるので、胸をなでおろす気持ちでいると同時に、私たちが担う責任を感じる次第でございます。
ただ、当面の資金は集めることができたものの、 今後の状況次第では、さらなる資金が必要となることが想定されます。
月々1,000円からご支援いただけるファンクラブ会員も募集しております。
ぜひ引き続き、お力添えのほど、どうぞよろしくお願いいたします。
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