【応援セミナーVol.2】分断を乗り越え、平和な未来を拓くために〜私たちの[アンコシャスバイアス]に気づく〜 守屋智敬×鬼丸昌也
テラ・ルネッサンスは、たくさんの方からの応援の下、日々活動を続けることが出来ています。いつもあたたかいご支援、ご声援を、本当にありがとうございます。
テラ・ルネッサンス 応援セミナー
昨年暮れ、そんな私たちの活動や理念に共感・賛同くださる方々と、様々なテーマで弊会創設者 鬼丸昌也が語り合う「テラ・ルネッサンス 応援セミナー」を、4回シリーズでオンラインにて開催いたしました。
第二回は、日本における「アンコンシャスバイアス」の第一人者で、講演・研修を多く手がける守屋智敬さんをお招きし、[分断]を乗り越え、個人と社会にとって[平和な未来]を切り拓くためのヒントを、守屋さんとの語らいの中から、探りました。
情報化が進み、大量の情報と接する日々。 私たちはSNSなどで、自らの好む情報のみを得ようとします。 そのことにより、自らの考え方のみが正しい、という思考が育まれ、異なる考え方を持つ人々を排除する傾向が強まっています。
そのことが、社会における分断を、より拡大し、深刻にしていると、危惧をしていました。
分断を乗り越えるために、何ができるのかと探求していると、「アンコンシャスバイアス(無意識の偏ったものの見方)」という考え方に出会いました。
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わたしたちの脳は、これまでに経験したことや、見聞きしたことに照らし合わせて、あらゆるものを「自分なりに解釈する」という機能を持っています。しかしながら、人により解釈は様々がゆえに、無意識のうちに、人は知らず知らずのうちに相手を傷つけたり、相手を苦しめたりしてしまいます。アンコンシャスバイアスとは、こうした知らず知らずのうちに相手を傷つけたり、相手を苦しめてしまうことに対処するために、必要な概念です。
(一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所ウェブサイトより)
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私たち一人ひとりの中にある「アンコンシャスバイアス(無意識の偏ったものの見方)」に気づく(自覚する)こと。
そこから、異なる考え方、解釈を互いに認め、分断を乗り越えようとする[勇気]が湧いてくるような気がしています。
※セミナーの様子は以下よりご覧いただけます。
互いに支え合う社会を願って
当日は、参加者の皆さまからコメントで活発な質疑応答やご意見を頂戴しました。そのひとつひとつが、私たちにとって学びであり、今後も活動を続けていく勇気と原動力になります。本当にありがとうございます。
テラ・ルネッサンスは、コロナ禍においても、引き続き紛争や災害により被害を受けた方々の、異なる考え方、解釈を互いに認め、分断を乗り越えようとする”勇気”を信じ、自立に向けた支援を続けています。
日本もそうですが、元々支援が必要な人々にとって、新型コロナウイルス感染症による生活への影響は大きく、”命”と”暮らし”が脅かされています。
様々な困難を抱えながらも、それでもなお、”生きよう”とする人々は、私たちの願う平和な世界への”希望”です。これからも、彼ら・彼女らに寄り添った支援を続けて参ります。
そして、コロナが落ち着き、社会が再び動き出すときに向けて、互いに支え合う力を社会に育んでいきます。
そうした活動を続けていくためにも、皆さまのお力をお貸しいただけないでしょうか。 ご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
*認定NPO法人テラ・ルネッサンスを応援するための「感謝月間(冬季募金)」への協力を呼びかける趣旨に賛同した、守屋さんのご協力で本セミナーは実現しました。心から感謝申し上げます。
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記事執筆/
啓発事業部
藤森 みな美