【カンボジア】大雨と洪水の影響を受ける地雷撤去
【アジアレポート/2020年12月_Topic02】
カンボジアでも最も地雷が多く埋められているバッタンバン州での地雷撤去を進め、安全に村人たちが生活できるようにするのが目的です。
↑バッタンバン州の地雷原で地雷撤去活動中のDIGGER D-250
第三四半期の2020年10月〜12月は、バッタンバン州コッス・クララ郡の地雷原で活動し、62,817㎡の土地を撤去しました。この撤去した面積からは、1発も地雷や戦争残存物は見つかりませんでした。
しかし、この安全を確認する作業が、地雷撤去ではとても重要で、地雷が何発あるかは重要ではありません。今回のように地雷が1発も見つからなくても、その土地が地雷に汚染されていると村人たちに思われていれば、安心してその土地を使用することができないからです。
↑DIGGER D-250を遠隔で操作するスタッフ
↑DIGGER D-250をメンテナンスするスタッフ
MAGからの報告書によれば、第三四半期までにこの1年間のプロジェクトの目標の90%までの土地を撤去できました。この中で3発の対人地雷を撤去しています。そして、合計3,972名という非常に多くの村人たちが安全に生活できるようになりました。
↑DIGGER D-250を洗浄するスタッフ