【佐賀】テラ・ルネッサンス20周年と佐賀事業の今後の展開
【日本レポート/2021年3月_佐賀】
佐賀事務所の佐々木です。2021年4月から、フルタイムの職員として、引き続き佐賀事務所で勤務をしてまいります。今回はテラ・ルネッサンス20周年と佐賀事業の関わり、今後の展開についてご報告させていただきます。
2017年11月以来約4年間、テラ・ルネッサンス佐賀事務所では佐賀県、北部九州での平和の種まき、平和の輪の拡大のため、「テラ・カフェ in 佐賀」の定期開催、教育機関や企業等での講演による啓発活動、ふるさと納税の活用によるファンドレイジングに取り組んで参りました。
その間、佐賀県庁の皆さま、 NPO・NGO関係者の皆様、そして多くの県民の方々に支えられ、佐賀県、北部九州での活動の基盤を根付かせることができました。
今年、2021年はテラ・ルネッサンス創設20周年を迎えます。テラ・ルネッサンスはこの記念すべき20周年の年に、「すべての生命が安心して生活できる社会の実現=世界平和の実現」のため、今までの活動をより活性化させ、激変する時代の中でも、「変化を創り出す取り組み」を積極的にしかけていくことを決めました。特に、「社会変化」を促すために、支援・啓発・政策提言の一体的な取り組みを展開する「運動体」としての深化を目指した「新たな試み」に積極的にチャレンジしていきます。
そのような中、佐賀事務所にとって、「変化を創り出す取り組み」、「新たな試み」とは何かを深く考え、テラ・ルネッサンスが佐賀に数少ない国内事務所を設立している意義・戦略的価値は何かということを問い直すと、これからの佐賀事務所の進むべき姿が少しずつ見えてきました。
私が昨年久しぶりに九州に帰り、テラ・ルネッサンスの仕事をやっていくなかで強く感じたことは、「九州での国際協力や平和、人権やSDGsに対する市民社会や企業の関心・取り組みはまだまだ発展途上にある」ということです。
少子高齢化の問題など、課題先進国といわれる日本特有の社会問題に加え、貧困問題、子どもの人権、女性の人権などの世界共通の課題も、この地域が抱える課題としてまだまだ残っています。「貧困問題や人権侵害は遠い国の話」ではないのです。
九州の人々や企業の社会課題に対する関心、平和や人権に対する関心を今一度高めていき、脆弱な立場にある人びとを決して切り捨てない社会をこの九州にも築いていきたい。その「社会変化」を促すために、佐賀事務所ができること、テラ・ルネッサンス職員として私ができることを一歩一歩、躊躇せず取り組んでいきたいと思っています。
そのような想いを基に、佐賀事務所では今までの活動を更に発展・拡大させていきます。まず、ふるさと納税による支援の拡大と佐賀の地場産業発展のため、より多くの魅力的な新返礼品を準備します。具体的には「呼子のイカ」等の佐賀名物が近々登場する予定です。
また、九州各地での「ファンクラブ会員」、「法人サポーター」など平和をつくる仲間集めにも本腰で力を入れていきます。テラ・ルネッサンスには九州出身や在住経験のある職員も多く、また設立当初からテラ・ルネッサンスを長きにわたって支援してくださっている方も多くいらっしゃる大変縁の深い土地です。そんな九州を、「平和の輪」の一大拠点にし、「社会変化を促す運動体」の実践の場としたいと思っています。
テラ・カフェ等のイベント活動や、講演による啓発活動も九州各地に活動地域を広げていきたいと思います。より機動的に活動の場を広げていきたいと思いますので、講演やイベントのご依頼など、是非お声掛けいただければと思います。
【次回のテラ・カフェin佐賀のご案内】
第22回テラ・カフェin佐賀 2021年4月20日(火)18:30(開場)~20:30
「児童労働問題とテラ・ルネッサンス」 ~テラ・ルネッサンスと2021年:児童労働撤廃国際年、CL-netの取り組みについて~
お申込みはこちらのフォームから
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記事執筆/
啓発事業部 佐賀事務所
佐々木 純徹