【政策提言・佐賀】児童労働国際撤廃年とテラ・ルネッサンス
テラ・ルネッサンス佐賀事務所(兼、政策提言推進室員)の佐々木です。テラ・ルネッサンス佐賀事務所では4月20日(火)に第22回テラ・カフェin佐賀を開催しました。
児童労働撤廃国際年とテラ・ルネッサンス
今回のお題は、「児童労働撤廃国際年とテラ・ルネッサンス」。テラ・ルネッサンスにとって2021年、児童労働撤廃国際年における最初の児童労働に関する対外イベント開催となりました。
本イベントでは、児童労働問題の概要、実態と原因、児童労働撤廃国際年の意義、児童労働に関連する国際法条約、SDGsとの関連、ILOをはじめとした国際社会のこれまでの取り組み、CL-Netの取り組み、日本の児童労働問題の現状とこれからの展望について市民の皆さまに説明をし、意見交換を行いました。
併せて、テラ・ルネッサンスが取り組む重要課題のひとつである「子ども兵」問題と児童労働問題の関係性について説明するとともに、テラ・ルネッサンスがコンゴ民主共和国の南キブ州で実施している「子どもの徴兵予防プロジェクト」を例に、児童労働と子ども兵の徴兵を防ぐために必要なことや取り組みについて市民の皆さまとともに考える時間となりました。
参加者の感想
参加された皆さまからは以下のような感想をいただき、児童労働問題に関するセミナーの「第一歩」として着実な一歩を踏み出せたと感じています。
「大変勉強になりました。小学生の息子にも聞かせたいと思いました。また機会がありましたら是非参加したいと思います。どうぞ今後もよろしくお願いいたします。」
「普通に(日本で)生きていれば、触れる機会がない話をくわしく勉強させていただきとても勉強になりました。」
「佐々木さん(講師)の経験から具体的な話を聞けたこと、児童労働について細かく説明していただけたことが非常に勉強になりました。」
また、一方で、
「児童労働労働の概念についてよく理解できましたが、さらに実例や対応のための取り組みなど、深くお話を聞くことができるとより興味深かったと思います。」
というご感想もいただきました。次回以降の児童労働に関する講演・イベントでは、さらに問題を深堀り・整理し、「2025年までにあらゆる形態の児童労働を終わらせる」というSDGs Goal 8.7 の目標達成のための具体的な取り組み等についても皆さんと議論できたらと思います。#EndChildLabour2021
記事執筆/
啓発事業部 佐賀事務所スタッフ 佐々木