【新インターン 自己紹介】 インターン 田代啓
はじめまして。2021年4月より当会インターンとして勤務しております、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士後期課程の田代啓(たしろけい)と申します。現在は在学しながら週2回、京都事務所で啓発事業部の業務を行わせていただいています。
学生時代から途上国での貧困や飢餓に関心があり、学部時代は主に農業経済や資源経済学の理論について勉強しました。しかし、理論やデータを学んでも実態が見えないことに歯がゆさを感じ、長期的なフィールドワークを行える現在の大学院に進学しました。
そして、エチオピアの村落で、食料事情や支援について念願の現地調査を行えたものの、政府によって一方的に、一様に実施される支援の効果の「薄さ」を実感しました。そして、いつも笑顔で明るい村人たちも、支援の話になると無表情になり、自らに対する諦めを口にする様子に胸が痛みました。
帰国後、現地に根ざした活動ができるNGOに関心をもつようになり、特に共感を抱いたのが、現地のひとり一人と支援について試行錯誤を重ね、また人とのつながりを重視した社会心理的支援も行うという、テラ・ルネッサンスの活動でした。
目指すべき支援、社会にとって望ましい支援の形とは何か、絶賛模索中な私は、迷わずインターンに応募し、ありがたいことに、自分も活動に携われることになりました。支援者の方々からテラ・ルネッサンス、そして現地の方々という大きなつながりを感じながら、これらについて学んでいけること、自分の中での何らかの「答え」に近づけることに、非常にわくわくしております。
仕事も考え方もまだまだ未熟ですが、インターンでの業務やたくさんの方々との対話を通して、成長していきたいと思います。楽しみつつ地道に頑張りますので、これからどうぞよろしくお願いいたします。
記事執筆 / 啓発事業部
インターン 田代啓