【ラオス】2年次職業訓練参加者のインタビュー
【アジアレポート/2021年10月_Topic02】
ラオスのシエンクワン県には不発弾が大量に残存しているため、子ども達が爆発事故に遭わないように、テラ・ルネッサンスは幼い子どもへの不発弾回避教育を実施しています。
また大人が爆発事故に遭遇する場合もあり、その原因の一つは鍬などでの耕作による衝撃です。
そこでテラ・ルネッサンスは地域の人々が土地を耕作せずに収入を得られるように、裁縫、キノコ栽培、養蜂の職業訓練と技能面、収支管理、小規模ビジネス運営のためのフォローアップを行なっています。
現在はこれから新しく裁縫、キノコ栽培、養蜂に参加する村人を選抜しています。
シエンクワン県は広範囲において不発弾で汚染されており、限られた土地で農業をせざるを得ません。
また爆発事故で家族を失ったり、障碍者となったり、後遺症で苦しむ人も多く見られます。
そのため同県は、後発開発途上国であるラオスの中でも他県と比べて収入が低い傾向にあり、貧困家庭が多いのです。
昨年度より、テラ・ルネッサンスのプロジェクトにより建設した裁縫店3店舗において、10名が3〜4名ずつに分かれて、衣類の制作、販売を開始しました。また10名がキノコ栽培、20名が養蜂の職業訓練を受講し、現在生産、販売活動を行なっています。しかし、家庭の事情などにより活動を続けられなくなった参加者も数名いるため、2年次プロジェクトの参加者に、数名の参加者を加えた約42名に、新しく裁縫、キノコ栽培、養蜂の技術指導を行なっていきます。
---------------------------
記事執筆/
海外事業部
飯村 浩