【ウガンダ】自立に向けて歩む南スーダン難民の方たち
【アフリカレポート/2021年11月_Topic01】
テラ・ルネッサンスでは、2016年の南スーダンの紛争再発によりウガンダへ移動し生活している南スーダン難民と、難民を受け入れるホストコミュニティ住民(ウガンダ国籍)の方たちへ自立支援を行っています。
これまで1,2,3期生の合計約200名に自立支援として、職業訓練と開業支援を行ってきました。今回はそれぞれのビジネス運営についてお伝えします。
まず、今年ビジネスを開始した3期生の溶接店の様子です。
近隣住民がブロックで作る頑丈な家を建てているため、それに必要な金属製のドアや窓の注文を受けて制作しています。他には金属製ベッドの制作や、バイクタクシーの修理なども行っています。
【金属の加工】
【金属製ベッドを制作中】
まだ注文がまばらですが、少しずつ近隣のお客さんに商品を提供しながら、収入を増やして安定させていくことを目指しています。
次は、1,2期生が働いている洋裁店の様子です。コミュニティの周辺地域では、まだまだ職業訓練のニーズがあり、生徒を受け入れて、洋裁の訓練を行っています。
【2人の生徒に洋裁技術を教える1,2期生】
テラ・ルネッサンスで培った技術と知識が、このようにコミュニティの他の必要な人たちに伝わっていて、とても嬉しく思います。
年明けの2022年1月からは、コロナ禍で長らく停止していた学校が再開するなど諸々ロックダウンが解除され、徐々に社会経済活動が戻ってくると考えています。
ビジネスを行っている1,2,3期生がお客さんに商品を提供しながら自立に向けて歩めるよう、引き続きフォローアップを行っていきます。
日本の皆さまにはいつも応援いただき、本当にありがとうございます。
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記事執筆/
海外事業部
鈴鹿 達二郎