【ウガンダ】南スーダン難民とホストコミュニティ住民によるビジネス
【アフリカレポート/2021年12月_Topic03】
ウガンダでは、2016年の南スーダンの紛争再発により移動し生活している南スーダン難民と、難民を受け入れるホストコミュニティへ自立支援を行っています。
今回は、それぞれのビジネスの様子をお伝えします。写真はブロックとコンクリートの扱いを学んだ3期生の様子です。
一般的に、ウガンダ(北部など)や南スーダンでは、それぞれ住民の人たちによってレンガと泥を使ってそれに茅葺き屋根を乗せる円形の「ハット」と呼ばれる家がよく建設されています。一方このように、四角の家も好まれていますがブロックを積み立てて角(コーナー)を作るなど技術が必要なため、今回3期生に声がかかり建設をして収入を得ていました。
【豚を飼育する3期生】
養豚を学んだ3期生が親豚を飼育している様子です。交配して豚を増やすのは技術と時間が必要ですが、グループで協力しながら毎日世話をして、それぞれ自分の豚の飼育・繁殖・販売に取り組んでいます。
木工大工を学んだ生徒は、家具を木材から作り、販売しています。それぞれ注文を継続して受けること、ビジネスの資金繰り、機材のメンテナンスなど必要なことがありますが、少しずつ乗り越えていけるようサポートをしていきます。
またウガンダではコロナウィルス対策として、2年近く学校が休校していました。アフリカの国々のなかでも特に長い期間、休校の措置が取られていたのですが、ようやく学校が再開されました。コロナ前は普通だった通学の様子ですが、再開されて今回本当に久しぶりに通学の様子を見ることができました。
これを弾みにして洋裁や編み物の受益者の方たちも制服やセーターの収入が得られるようフォローアップを続けていきます。
日本の皆さまにはいつも応援いただき、本当にありがとうございます。
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記事執筆/
海外事業部
鈴鹿 達二郎