【大槌】3.11を迎えて
大槌刺し子はこれまでたくさんの人と関わり、たくさんの刺し子に携わってきました。
刺し子という言葉を耳にすることも少なく、刺し子の経験者もいない中、ボランティアのメンバーと一緒にスタートした「大槌復興刺し子プロジェクト」。
私たちスタッフからみた刺し子さんは元気はつらつ。そのほかには、歩くのが好きな刺し子さんやお友達とのお茶会、趣味を見つけいろんなことチャレンジする姿が楽しそうでいきいきとしています。そんな元気いっぱいの刺し子さんの笑顔を見ていると、復興とともに気持ちも前へ進んでいるように見えます。
刺し子さんの想い
「これからの刺し子との関わり」
刺し子を始めたころの気持ちと今現在の気持ちの変化は、だいぶ穏やかになりました。初めてだったので夢中で刺し子をして、出来上がってくると楽しさやうれしさを感じました。それは今でも変わず楽しいと感じたからこそ続けてこれたと思っています。時には難しくてあきらめていた刺し子もあったが、これからは何回も練習してマスターしていきたいと思います。
コロナの影響でイベントもできなくなっているが、もしワークショップなどに参加できる機会があれば、いろんな場所でたくさんの人に刺し子の楽しさを教えたいと思います。そして喜んでくれたら嬉しいし、大槌刺し子のことも知ってもらえたら嬉しいです。
自分のできることは協力しながら、大槌刺し子に関わっていけたらと思います。
自分の趣味で洋服つくりや小物つくりにもアクセントに刺し子取り入れたり、それをお友達が見て褒めてくれたり、感動してくれるので、「刺し子のおかげだなあ」と改めて感じています。お友達にも刺し子に興味を持ってくれているので、刺し子の柄など教えたりすると、とても喜ばれます。刺し子を通じてほかの人との交流もできるのでやってて良かったと思っています。
黒澤 かおり
佐々木 加奈子