【ラオス】2年次養蜂メンバーへの経理訓練
【アジアレポート/2022年2月_Topic03】
ラオス事業の2年次養蜂グループを対象とした経理訓練が、2022年2月22〜23日に実施されました。1年次の養蜂メンバーは少数民族のモン族も多く、言葉の違いによりコミュニケーションに苦労しましたが、2年次は全員がラオ族であるため、収支の記録などの理解も早かったです。ただ、不発弾爆発事故で利き腕を失ったり、片目を失明している数名は、メモをとるのが難しそうでした。2年次メンバーは、ラオスの伝統巣箱で養蜂を行なっている人もいて、今まで少量しか蜂蜜を収穫できなかったことから、日本巣箱での収量増に期待を込めているため、経理訓練にも熱が入っています。
↑経理トレーナーによる収支の訓練
東南アジアというと年中暑いイメージがありますが、ここラオスのシエンクワン県はラオスの中で最も寒い2県のうちの1つです。写真をご覧いただくと分かるかと思いますが、室内でも防寒着を着込んだ状態で真剣にレッスンを受けています。もうすぐ蜂蜜の収穫時期なので、是非たくさん蜂蜜を収穫して、利益をきちんと記録できるようになってほしいと思います。
↑グループワークの様子
今後は2年次のキノコ栽培グループや裁縫グループへも経理訓練を実施していきますが、少数民族のモン族も多く、全般的に就学年数も少ないため、ラオス語の読み書きだけでなく、四則演算やモン語の読み書きもおぼつかない人も少なからずいます。1年次と同様、フォローアップを行いながら、更に2年次の各グループにもスモールビジネスマネージメントとマーケティングの訓練を行なっていきます。
最後に、本事業の蜂蜜はとても美味しいので、将来的に日本に輸出したいと考えています。そして、いつもテラ・ルネッサンスをご支援してくださっている皆様に、是非ラオス蜂蜜を届けられる日が来るように活動を続けていきます。
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記事執筆/
海外事業部
飯村 浩