【活動レポート#05】ウクライナ難民支援
テラ・ルネッサンスは、3月15日にウクライナ・コンゴ危機緊急支援を開始し、3月17日と4月3日にハンガリーにスタッフ(佐々木、吉田、小川)を派遣しました。今回のレポートでは、4月13日(後半)から17日までの支援活動を、まとめてご紹介いたします。
*活動レポート#04は[こちら]から
■4月13日(後半)から17日までの活動レポート
ハンガリーに逃れてきたウクライナ難民の方々に、物資支援を引き続き行いました。また、先遣隊である吉田・佐々木が任務を終え、帰国いたしました。今後は、小川真吾が業務を引き継ぎ、支援を続けてまいります。
■学童施設への物資支援
4月13日、マリアポーチの学童施設に、ロマ(少数民族)の楽器や遊具、絵本、学習教材を支援しました。絵本と学習教材はウクライナに入国した際に調達した、ウクライナ語で書かれたものです。中にはウクライナ語とハンガリー語の両方が学べるようなものもあります。中長期的な視野に立つと、文化や教育の視点も大事なポイントになります。
【 楽器や学習教材等提供の様子 】
■先遣隊が任務を終えました
4月14日(吉田)、15日(佐々木)に吉田と佐々木が先遣隊(早期段階での派遣)の任務を終え、ハンガリーを出国しました。約1ヶ月にわたり、主にハンガリーとウクライナでのニーズ調査を行い、また、本格的な支援に先立って緊急物資支援も行いました。
先遣隊としては特に、「本当に支援が必要な人」にたどり着くことを重視しました。それは例えば、ウクライナ難民の中でもより脆弱な立場に立たされている少数民族の方や、厳しい環境の中、必死でウクライナ難民を支援しているホストコミュニティの方々などであり、彼らの多くが何らの公的サポートも受けられていません。そのような「取り残された」方々にテラ・ルネッサンスらしい、迅速かつきめ細かな支援を届けられるよう、調査および支援を進めました。
今後は、すでに4月2日からハンガリー入りしている小川が業務を引き継ぎ、今後の本格的な支援に向けてより本格的に取り組みを進めてまいります。
■佐々木からのメッセージ
ハンガリーやウクライナの心優しい方々のご協力のおかげで、先遣隊としての1か月にわたる調査と支援活動を完了することができました。両国で出会った方々には感謝の気持ちでいっぱいです。ここからは、小川理事長に業務を引継ぎ、テラ・ルネッサンスらしい、現地に根ざした丁寧な支援活動を続けていきます。このウクライナ危機は、テラ・ルネッサンスが目指す「すべての生命が安心して生活できる社会(=世界平和)の実現」のための大事な局面だと思います。皆さま、これからもご支援・ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
■第二回緊急支援報告会を実施します
5月2日(月)21時〜22時に、「第2回緊急支援報告会」を、オンラインで開催することにいたしました。ハンガリー・ウクライナで調査・支援にあたっている小川と中継を繋ぎ、刻々と情勢がかわるウクライナ難民をめぐる現状について、写真、動画を活用して、報告します。
さらに、調査の結果、テラ・ルネッサンスとして、ウクライナ難民、またはウクライナ国内に留まっている避難民へどのような支援を実施していくのか、お伝えしたいと思います。皆様是非、ご参加下さい。
報告会の詳細・お申込はこちらから(要申込・無料)
https://forms.gle/Z2uXdbPXN1pjiqpE9
■「いのち」を守る支援にご協力ください
ハンガリーとウクライナの2か国で活動を展開する中で目にしているのは、まだまだ厳しい状況です。戦禍から逃れてきた難民の方々も、難民を一生懸命サポートしているホストコミュニティの方々も、非常に厳しい生活を強いられています。メディアの報道もありますが、そこには取り上げられていない人も含め、多くの人が支援を必要としていることを感じています。
テラ・ルネッサンスでは、取り残された方に着目し、引き続き現地で支援活動を続けていきます。ウクライナ危機およびコンゴ危機における継続した活動のために、みなさまからのご寄付が必要です。どうか、「いのち」を守る支援にご協力ください。
ウクライナ危機に関する連日の報道を受け、