【ラオス】裁縫店の様子
【アジアレポート/2022年4月_Topic03】
ラオス事業は不発弾汚染地域であるシエンクワン県が活動地です。土地に膨大な量の不発弾が残存しているため、農業においてもリスクを伴うことがあります。そこでテラ・ルネッサンスは、広い土地を使わずに収入を得られる活動も行っています。その一つが裁縫活動です。
写真の店舗は、ラオス事業で建設した3店舗のうちの一つで、ペック郡ヨートグム地域カンドン地区にあります。裁縫メンバーは3店舗に分かれて、それぞれ衣類の製造・販売を行っています。
↑裁縫活動の様子
↑裁縫活動の様子
他民族国家であるラオスですが、ここシエンクワン県は少数民族のモン族の割合がとても多いため、本事業では通常の婦人服や紳士服に加えて、モン族の伝統衣装の製作訓練も実施しました。そのため、各店舗では幅広い注文に対応できます。
ラオスでは、顧客が自分で布を購入して、このような裁縫店で好みの衣服をオーダーすることも日常的に行われています。そのため、弛みない努力による技能向上が裁縫ビジネスのカギとも言えます。テラ・ルネッサンスは裁縫専門家によるフォローアップを続けることで、技能面のサポートをするとともに、ビジネスによる収支についてフォローアップしています。
メンバー全員が裁縫による収入をあげられることを、確信しています。
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記事執筆/
海外事業部
飯村 浩