【佐賀】ウガンダ・カンボジアとのプロジェクト調整ーー異文化コミュニケーションの第一歩
【国内レポート/2022年5月_Topic01】
みなさん、こんにちは。佐賀事務所の張嬋(チョウ セン)です。
今月は佐賀県基山町にある東明館高校で実施しているグローバル人財育成事業、カンボジアとウガンダの現地プロジェクトに関する調整の盛況な様子を皆さんにご報告します。
基山町にある東明館高校でのグローバル人財育成事業(起業家育成講座とテラルネ講座)は佐賀事務所の大事な業務のひとつです。探究コースに参加する高校3年生の生徒たちは二つのグループに分かれて、カンボジアとウガンダについて調べて、課題解決に向かって進んでいます。
今月は、いよいよ彼らのプロジェクトの最終調整を迎えて、大盛況でした。
↑テラルネ講座の様子
農業の専門家・サリー先生とのZoomによる調整会議!
カンボジアグループはカンボジアの農村の貧困問題に立ち向かうために、コンポスト堆肥の活用による農業発展に関するプロジェクトを考えました。
カンボジアの環境や経済などを調べて、経費まで細かく計算して企画案を出した生徒たちに心の底から拍手を送りたいです。さらに、日本語のプレゼンテーションを英語に翻訳し、Zoomでカンボジアの現地スタッフと農業専門家、現地でプロジェクトに参加してくれるカンボジアの大学生たちに発表しました。
最初は緊張感が見られましたが、カンボジア駐在員の江角さんの協力で、順調に終わりました。初めて農業に関する企画を作った学生たちは専門知識がまだ足りないので、サリー先生から貴重なアドバイスももらいました。
忙しい中、時間を作ってくれた江角さんやサリー先生に感謝してます!!私たちのプロジェクト計画を肯定してくれ、自信を持たせてくれるのは、このような周りの優しい人々です。
Jimmyさんの来日
テラ・ルネッサンスのウガンダ前事務所所長Jimmyさんが今月の7日、日本に到着しました。いい機会なので、Jimmyさんにも東明館高校に来てもらい、ウガンダグループのプロジェクト計画の調整に参加してもらいました。
まずはJimmyさんと学生たちの自己紹介を行いました。写真を上手に活用するJimmyさんの自己紹介を聞いた私たちはまるでアフリカの世界に飛びこんだようでした。
生徒たちも少し最初の緊張感を解消し、その後のプロジェクトのプレゼンテーションも練習の時に比べて、進歩と成長を感じられるものとなりました。
異文化交流のあるある
異文化コミュニケーションでは、常にさまざまな困難に遭遇します。言語不通の場合もありますが、異なる価値観や知識の不足もその原因と考えられます。
今回印象的だったのは、ウガンダプロジェクトのプレゼンテーションで、「ビンゴゲーム」のアイデアを生徒が考えてくれましたが、jimmyさんの話によると、ウガンダではビンゴはあまり知られておらず、トランプゲームの方が好まれているとのことでした。
このような現地の人々との交流や調整の経験を通じて、異文化交流について学ぶことも多く、ワクワク感や前に進む意欲がますます湧いてくるのではないでしょうか。
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記事執筆/
佐賀事務所 グローバル人財育成事業室/政策提言室
張 嬋(チョウセン)