【カンボジア】モデルファームで実践による農業訓練を実施
【アジアレポート/2022年6月_Topic01】
カンボジアのロカブッス村のモデル・ファームでは、
野菜栽培の準備を進めています。
↑ロカブッス村のモデル・ファームで畝を立てる村の大学生と農業専門家。
この野菜栽培は、村人と村の2名の若い世代への訓練も兼ねています。
いくつかの栽培方法を試すため、土地を耕す場所と耕さない場所、堆肥や肥料を使用した場合としない場合を分けています。
畝を立てる作業は、暑いカンボジアでは、なかなか大変な作業です。
汗だくになって、硬い土を盛っていきます。
植える野菜の苗も準備します。
茄子、唐辛子、トマト、ねぎ、ヘチマ、冬瓜などを植えますが、
茄子、唐辛子、トマトは、苗を育てています。
苗は、順調に育苗ポットの中で芽を出し、
茄子1,000本以上、唐辛子も1,000本以上、トマトも1,000本以上、
育っています。
数が多い理由は、モデルファームで栽培方法の違いを試すために、
全ての苗が大きく育つことを想定していないためです。
また、村人たちにも苗を持って帰ってもらい
自分で栽培してもらいます。
同時に、佐賀県東明館高校のグローバル人材育成事業で、高校生のカンボジア班が作った枯葉を使ったコンポスト事業をこの村で実施していきます。
6月に日本の高校生とロカブッス村の大学生1名、高校生1名と農業専門家のサリー先生が参加して、オンラインで打ち合わせをしました。
7月からは、そのコンポストを作る小屋を建設します。
ロカブッス村は、痩せ地で、そのまま作物の栽培をするのが難しいですが、
日本の高校生たちが考えてくれた事業を、
村の大学生や高校生が実践することで、
どのように変化するか、とても楽しみです。
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記事執筆/
海外事業部
江角 泰
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