【短期インターン体験記】JAFS職員の坂口さんがインターン活動を振り返りました
◼︎短期インターンを振り返って
2022年7月25日から8月5日までの2週間、啓発事業部 寄付・法人連携で短期インターンとして活動していました、坂口 優(さかぐち ゆう)と申します。私は、現在他の国際協力NGO団体(公益社団法人アジア協会アジア友の会:JAFS)で職員として働いています。
学生の頃より国際協力に関心を持ち、大学ではアフリカ研究専攻、国際協力副専攻として学び、大学卒業後は、草の根レベルで活動できるNGOに新卒として就職しました。2020年4月からJAFSで働き始めると同時に、新型コロナウイルスが拡大し、JAFSが事業を展開している地域に行くこともできなければ、国内での活動も全くありませんでした。また、外部の方と関わる機会もなかなかないような状況が2年以上続いていました。
コロナ禍で、支援者との繋がりが見えにくい中、他の団体ではどのように活動を継続しているのだろう、また、どのように資金を調達しているのだろうか等を疑問に感じ、今回ご縁があり、テラ・ルネッサンスで活動させていただきました。
■テラ・ルネッサンスでの学び
テラ・ルネッサンスでの学びは私にとってとても大きなものでした。同じ国際NGOだから、どこか似ているところがあるだろうと思っていましたが、JAFSでの活動と共通している点は1つもありませんでした。それぞれの団体にそれぞれの色があることを学びました。
“あらゆる形でより多くの人が社会貢献できる機会を提供し、人々の心を動かすこと”を寄付・法人連携では意識して、活動されています。それは寄付・法人連携だけが意識していることではなく、他の部門の方達も同じ想いや志を持ちながら、活動に取り組まれています。
何か支援に直接寄付するという文化がまだまだ根付いていない日本社会において、人々が参画しやすい形で、活動に協力してもらう・応援してもらうことは大切だと改めて感じました。受け皿を広くすることで、誰でも気軽に参加できる、その姿勢を常に意識しながらの活動はテラ・ルネッサンスならではだと思います。
また、テラ・ルネッサンスで活動されているみなさんのチームワークにはとても感化されました。部門ごとに分かれていても連携が取れている、2週間しかいなかった私でさえ、連携やチームワークを感じとることができました。それは日本国内だけでなく、海外で事業を担当されている方とのチームワークも感じました。
それぞれ個別に活動することが多いかもしれないが、団体が1つになってみんなで力を合わせることは、良い活動を展開していく上で欠かせません。「活動場所が違っても、みんなの支えを感じることができる」と職員の方から聞いた時、その感覚はとても重要だなと思いました。
それは普段出来ていそうでなかなか出来ていない・感じる場面が少ないことなのではないでしょうか。テラ・ルネッサンスが活動する上で大切にしていることの1つであるチームワークはとても温かみのあるもので、活動に欠かせないことの1つだとその一言から改めて気づくことができました。
【ハンガリー事務所で活動されているコーシャさんからのウクライナ緊急支援報告会の様子】
◼︎今後に向けて
各団体にはそれぞれの色があるので、テラ・ルネッサンスでの活動をそっくりそのままJAFSでの活動に持ってくることはできませんが、2週間という短い期間の中で吸収したことを最大限に活かしていきたいです。
また、国際協力NGO/NPO業界で、自団体で働きながら他団体に研修に行くということは、行われていそうでまだ行われていなかったのではないかと思います。これを機に業界の横の繋がりが強化される、また私自身も横のつながりを強化していきたいなと感じました。
2週間大変お世話になりました!これからもどうぞよろしくお願いします!
◼︎坂口さんと一緒に働いたテラ・ルネッサンスインターン生富山からの感想
坂口さんとご一緒しながら、同じ国際協力の団体でも、一人一人の働き方やアプローチに違いがあることに驚きとても勉強になりました。
それぞれお互いの活動などを知り、「こういう場合はJAFSの強みが出るね〜」「こういう所がテラルネ勉強になる〜」など、団体の垣根を超えた交流は私にとっても貴重な体験でした。人事の交流があるだけでも、これだけの新たな発見や経験の共有があったので、今後更なるNGO/NPO間の連携や、交流があるといいなと思います。
それも、坂口さんがテラ・ルネッサンスへインターン活動を行い、お話を共有してくださったお陰です。ありがとうございました。
記事執筆/
啓発事業部 短期インターン 坂口優/公益社団法人アジア協会アジア友の会(JAFS)
啓発事業部 インターン 富山 もも