【台湾】平和の種を世界に!台湾の現地高校での授業を実施!
みなさん、はじめまして!台湾事業担当の香葉村萌(かばむら もえ)と申します。
テラ・ルネッサンスは、日本で展開してきた平和教育やファンドレイジングを台湾でも実践すべく、2022年8月に台湾事務所「泰朗全球(タイラン・チュエンチョウ)」を開設し、活動を展開しています。そしてこのたび、11月2日に台湾の高校で、国際課題への理解を深める授業をはじめて実施しました!
今回は、台湾の雲林県に位置する国立虎尾高校の学生約30人に対し、国際課題とその背景に潜む問題についての講演を行いました。1時間目は中国語で、国際課題やNGOの活動についてお話をし、2時間目は英語を使ったリアルな支援現場の様子をお伝えしました。
今回、私は1時間目の授業を担当させていただきました。私自身、台湾の高校生に対して、授業を行うということが初めてで、期待と不安が縺れ合うような不思議な感覚だったのですが、学生が真っすぐこちらを見て真剣に話を聞いてくれる姿を見て、その不安はいつの間にか無くなっていました。
学生は「子ども兵」という、台湾ではなかなか聞きなれない内容に対し、積極的に話し合いや発表をしてくれました。2時間目には、ウガンダ人スタッフのJimmyさんとオンラインでつなぎ、授業開始。学生たちは、時にメモを取りながら真剣に話を聞いていました。
授業終了後には、「自分が思っている以上に深刻な問題が世界にはあることを知った。」や「友人や家族と共有したい。」などの声が上がりました。中には、「いつかテラ・ルネッサンスの職員として、世界平和のために動きたい」という声も。
今回の授業は台湾事業にとって、台湾の高校で初めてする授業だったのですが、講演後にいただいた学生たちの感想を読みながら、台湾そして世界で平和教育を実施する重要性を感じました。国際課題について、「知ること」は何よりも大事です。
そして同時に自分が「知らない」という事実を、「知ること」も大事だと思っています。その気付きが、次の行動への後押しをしてくれるからです。今回の授業が、学生たちの次の行動へのきっかけとなることを願っています。
台湾事業では、今後も企業や教育機関に対し、平和教育を中心とした啓発活動を行っていきます。また、2023年には、日本の東明館学園と台湾の高校の交流会を開催し、日台の若者の交流、「平和の担い手」の育成を図る予定です。
『平和の種を世界に』
台湾でも平和の種を蒔いていきます。今後ともテラ・ルネッサンス、台湾事業の応援をよろしくお願いいたします。
文責
啓発事業部 台湾事業担当
香葉村萌