【ウクライナ】クリスマスのお祝いを!
ウクライナ難民・避難民支援では、ハンガリーの2つの村で、難民施設に滞在している方々にクリスマスに合わせた支援を行いました。キリスト教徒の多いウクライナでは、クリスマスのお祝いは重んじられています。大変でつらい状況にあるからこそ、そのようなイベントのお祝いを大事にしたいと考えています。
◼︎子どもたちにサンタクロースからプレゼント
キリスト教世界では12月6日が「聖ニコラウス・デー(サンタクロース・デー)」であり、5日の夜にサンタクロースが来ると言われています。
↑プレゼントを渡す様子
◼︎子どもたちにレクリエーション
経済的な理由や、滞在先が小さな村であることから、難民の方々は休日でもあまり遊びに出かけたりなどはできていないようでした。そこで、母親と子どもたちを近くの大きな町のプレイルームへ連れて行きました。大きな遊具がある施設で、子どもたちは遊具の中を走り回ってはしゃいでいました。
滑り台やトランポリン、ジャングルジムで遊び、元気いっぱいに楽しんでいる子どもたちの様子を見ていると、こちらまで嬉しくなるものでした。また、母親たちも安心したようでした。
◼︎お祝い用の食べ物
普段通りの食料の支援に加え、クリスマスと年末年始用の食べ物も支援しました。シャンパンやジュース、お菓子などです。また、ウクライナで人気のキャンディやスナックも買いました。
離れて暮らしている家族のことや、前線で戦っている家族のこと、これから先のことなどで不安な気持ちが積み重なるこの状況では、クリスマスも年末年始も「おめでとう」とは言いづらいものです。それでも、少しでもお祝いできる手伝いを、と用意しました。
今回のレポートではクリスマスに合わせた支援をご報告いたしました。長期的な食料支援や、炊き出し拠点の運営、薪や冬服の配布などを進めつつ、このような臨時の支援も行うことで、広く過不足のない支援を心がけています。
報告のように、安定した支援を届けることができているのは、いつもあたたかいご支援を下さる皆さまのお力添えのおかげです。ウクライナ難民・避難民や彼らを受け入れているホストコミュニティの方々がこの冬を乗り越えることができるよう、引き続き状況を注視しながら支援を続けてまいります。
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記事執筆/
海外事業部ウクライナ事業担当
小川さくら