【新インターン 自己紹介】インターン 近藤北斗
はじめまして。2022年11月より当会インターンになりました、甲南大学4回生の近藤北斗(こんどう ほくと)と申します。政策提言室にて海外FRや海外広報に携わらせて頂いています。
私は2022年6月に英国リーズ大学での一年間の交換留学を終え帰国し、今はガンディーの非暴力行動をテーマにした卒業論文の執筆に取り組んでいます。また、大学卒業後、英国にて修士課程に進み、様々な地域で教育機会の均等化を実現するため英語教授法を学びたいと考えています。そんな私が国際協力に関心を持つようになったきっかけは、高校3年生の終わりに行った1か月間のケニアでのボランティア活動でした。
高校生活3年間をサッカーへ捧げた私は引退後すぐに、それまでできなかったことに挑戦することを心に決め、Google検索の一番上に出てきた団体に申し込み、ケニアでのボランティア活動に行くことにしました。私は想像もつかない世界にただ心を躍らせていました。しかし、そこで見たのは水を一杯飲むのにも苦労している子どもたちや、都市部の人たちが当たり前に使う英語を全く話せない農村部の人々の現実でした。
それまで不自由なく生活することが当たり前だった私には、とてもショッキングな出来事で、過去の自分の生活を恥ずかしく思うと同時に、この不平等な世界で選択できる場所に生まれたからには、何か人の役に立って世界を平等に近づけられることがしたいと思い始めました。
大学に入るとすぐに英語の学習をはじめ、甲南大学に来る留学生の日本語学習のサポートなどをしました。また、これまで東南アジアの日本語を学んでいるが留学にかかる費用が支払えない学生を対象に言語学習をオンラインでサポートするボランティアや、実際にベトナムに行って現地の学生と交流する活動などに取り組んできました。
【ケニアでのボランティア活動】
ここまで自分の良いところばかりを書いてきましたが、まわりの影響を受けやすく移ろいやすい私は、正直に申しますと自分が望むほど一貫性の無い男です。大学3回生後期から4回生後期までの間に参加した交換留学で、初めて海外で半年以上暮らす生活をして、国際社会の望ましくない一面も見ました。特に人種を理由にした偏見や罵りを受けたときは、人の役に立ちたいと思う余裕がないほどの怒りと悲しみを感じました。
それでもなお、留学を通して出会った良い人たち、当会で出会った平和の為に必死になって働いている人たちに出会ったことで、やはり高校生の時に自分が感じた全ての人に平等と平和を求める気持ちは、間違いや幻想ではなかったと感じることができています。平和の為に、自由の為に働くことの素晴らしさを当会で過ごす日々の中で感じています。
私は当会の地雷問題や子ども兵などの課題を通じて人がみんな持っている平和への願いを喚起し、平和への道をみんなで創っていくというビジョンにとても共感しました。争いがなく自由な選択ができる社会は誰もが望み享受するべきものだと私は考えます。これから多くのことを学ばせて頂きながらそんな社会の実現に邁進して行きたいと思っています。
よろしくお願いいたします。
記事執筆/政策提言室
インターン 近藤北斗