【自己紹介 インターン】松島葵
当会の『人々が本来持っているはずの「願い」を思い出す「きっかけ」を与える』という考えと私のビジョンに、強い親和性を感じ共感したため、インターンに応募いたしました。
私が‘’国際協力‘’という言葉に関心を持ったのは小学校2年生の頃、とあるドキュメンタリー番組で、スラムで暮らす少女がその日暮らしをしている姿を見て衝撃を受けたのがきっかけです。自分の生活と画面の向こう側の生活の差は、当時8歳だった私にとって、受け入れがたく、それから今日までの14年間、その時感じた衝撃が薄れることはありませんでした。
大学では、「当時8歳の自分は何に対して衝撃をうけたのか」ということを言語化したい、という思いから、学内でのボランティアや、NPO団体でのインターン、防災啓発活動などを通して、自分なりの答えを模索しました。
4年間を通して見えてきたのは、貧困、紛争、疫病、災害など、様々な原因から、不自由な生活を強いられ、
‘’自分のやりたいことや夢に挑戦できない‘’
という環境に、自分自身が強く違和感や苛立ちを感じているということです。
別のNPO団体でインターン生として活動していた際のあるイベントで、ケニアのスラムで暮らす少女に、日本人の高校生が
‘’今欲しいものは何かありますか?‘’
という質問をなげました。
‘’もっと美味しいご飯が食べたい‘’‘’もっといい服を着たい‘’
当然そういった物理的な物が欲しいという答えが返ってくるものだとばかり思っていましたが、実際には、
‘’毎日一緒に過ごせる家族がそばにいて、私はとても幸せです。
特別欲しいものはありません。‘’
ただ、スラムで頻発する火事が起こったときに、家が燃えて学校に行けなかったり、勉強ができなくなってしまうのが何より辛いです。‘’
このような回答が返ってきました。
私はその言葉から、物質的な援助をするだけではなく、火事を未然に防げるような取り組みが必要だということに気付くことができました。
もちろん生活必需品などの、物品の支援は必要不可欠です。
ただ、物品支援のみで、現地の方が抱える‘’不‘’を根本的に解決することは難しいというのも事実です。
子どもたちの中には、医者や教師になりたい、という大きな夢を持つ子がいる一方で、
お金のために働き続ける子どもや、自分の人生に希望を持てなくなっている子どももたくさんいます。現地の方々が、自分たちの可能性に気付き、その可能性を広げられる環境を一緒に創っていくことこそが、本当の支援だと考えています。
国際協力に関する知識も、語学力もまだまだ乏しい私ですが、全ての人が同じような挑戦の機会や未来の選択肢を持てる世界を作りたいという思いの元、当会で自分にできることに直向きに取り組み、ビジョンを実現できるよう精進してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。