【カンボジア】地雷埋設地域にある農協の運営強化支援を開始
【2023年5月 活動レポート/カンボジア】
カンボジアでは、バッタンバン州サムロート郡にあるバイトーン農協への運営強化支援を1月16日に開始しました。この事業は、JICA草の根技術協力事業として、2年ほどかけてカウンターパートとなるバイトーン農協と一緒に準備してきたものです。
未だに地雷が多く残るこの地域に住む地雷被害者や貧困層などの脆弱世帯へ、家畜飼育を通した支援制度を農協の中に作り、農協の運営強化を通して、事業終了後も持続的に運営される仕組みを作ります。
そのプロセスに初めて立ち会うこととなり、幹部の会計を担当するおばちゃんたちと、決算作業と農協の準備する活動計画書の作成を一緒にすることで、少しずつ農協自体のやらないといけないことや、課題も見えてきました。
3月31日午前、年次総会は、これまで支援してきたNGOや農林水産局、サムロート郡役所などからも来賓が参加し、盛大に開かれました。その日の午後には、私たちの事業の2022年度第四半期のミーティングをバイトーン農協のメンバーと実施しました。そこでは、幹部のメンバーから組合長との確執やコミュニケーションの問題など運営上の課題も出され、テラ・ルネッサンスとしても、その課題を一緒に越えていかなければ、この私たちの事業自体もうまくいかないことを認識させられました。
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記事執筆/
海外事業部
江角 泰
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