【ウガンダ】いよいよ卒業までのラストスパート!
【2023年6月 活動レポート/ウガンダ】
こんにちは!4月末より、ウガンダに駐在しているインターンの鈴木です!今月のウガンダの様子をお伝えします!テラ・ルネッサンスは、ウガンダで主に「グル」「コティド(カラモジャ)」で事業を展開しており、それぞれ、元子ども兵の社会復帰支援、最貧困層を対象とした農業支援を行っています。
こちらのレポートでは、グルでの元子ども兵の社会復帰支援についてご紹介します!グルでは、現在、11期目の訓練生を迎えています。元子ども兵21名だけでなく、現在は、戦場で生まれた子ども(Children Born in Captivity:CBCs)や最貧困層など32名も受け入れています。
それぞれ洋裁と木工大工のクラスに分かれつつ、共にダンスや演劇、座学も受け、経済的自立と社会的統合の両方を目指します。今年9月の卒業に向けて、いよいよ最終学期に差し掛かった11期生の皆さんや現地スタッフの想いを伺いました。
↑月一のアセンブリーで話し合うスタッフと訓練生の様子
訓練生と、スタッフは月に一度、その月の振り返りや、訓練生からスタッフ、スタッフから訓練生に向けたそれぞれのリクエストなどを共有する「アセンブリー」を実施します。
こちらは、4月末に行われたアセンブリーの様子です。まずは11期生の皆さんから、それぞれ、洋裁や木工大工のクラスの教員,スタッフへ向けた謝辞の言葉と今月の振り返りが行われました。
1人の生徒からは、「自分が授業を休んだ際に、同じクラスの人が復習を手伝ってくれて嬉しかった。」という声もあがり、また洋裁クラスを受講している生徒からは、「もっと多様な服をデザインできる技術を学びたい。」「自主練の時間をもっと増やしたい。」など、意欲的な発言も見られました。
また現地スタッフからは、最終学期に向け、気を引き締めつつも互いを助け合い、常に感謝を忘れず、他者を思い遣ることの大切さについて共有がされました。ちなみに、アセンブリーは現地のアチョリ語で行われていたのですが、隣に座っていた訓練生や、現地スタッフの方々がわざわざ英訳をしてくれました…!
↑週一のダンス時間の様子
社会復帰支援プログラムは平日毎日行われ、毎週水曜日は、いつもの洋裁や木工大工のクラスではなく、演劇やダンス、座学の時間となっています。特にダンスの時間は普段おとなしい生徒も、生徒同士コミュニケーションを取りながら愉しんでいる様子が印象的でした。実際、事務所に行って3日目の私にも、ダンス後、多くの生徒が話しかけてくれました。
9月の卒業までいよいよあと3ヶ月。既に多くの技術を身に着けた訓練生の皆さんの作品は目を見張るものばかりで、彼女,彼らの将来がとっても楽しみです。今後とも、彼女・彼らの「レジリエンス」を引き出すため、支援を続けてまいりますので、引き続きご関心を寄せていただけますと幸いです!
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記事執筆/
海外事業部 ウガンダ事業インターン
鈴木 千花