【ブルンジ】インターンから見たブルンジ事務所①
【2023年10月 活動レポート/ブルンジ】
アマホロー!(ブルンジでの挨拶で”平和”の意味)ブルンジ短期インターンの早川です。
今回のレポートでは、実際に現場に足を運んだことでの学びや気付きを2つお伝えします。
【インターン早川と1年次支援対象者たち】
1つ目は、「ひとり一人に未来をつくる力がある」と信じて活動することは、一人ひとりに寄り添い活動することだと実感したことです。
今回のインターン中に何度か事業地訪問を行い、支援対象者とも多くコミュニケーションをとることができました。その中でも上記の言葉を特別感じた瞬間がありました。将来の目標について尋ねた時のことです。何人もの支援対象者が「土地を買って、家畜を育て、家を建てて、結婚したい」と少し恥ずかしそうに、けれど嬉しそうに話していました。
その時の彼ら彼女たちの将来を想像する顔が本当に楽しそうで幸せそうで。日本で生活していると将来の夢など当たり前に考えると思います。
卒業文集などに将来の夢を書く欄があったのでは。ストリートチルドレンだった彼ら彼女らにはきっと将来のことなど考える余裕もなく、毎日を生きることに精一杯だったはずです。しかし、今ではこのように具体的な明るい未来を想像できるようになったのです。その変化は、ブルンジスタッフ全員が彼らと向き合い、生み出した結果であると思うと、いかに一人ひとりに寄り添うことが大切であるかを感じました。
【3年次洋裁訓練対象者たちと早川】
また、既に技術訓練を終えた支援対象者たちとの対話も密に行い、一人ひとりに合ったフォローアップ支援を続けている様子を何度も目にしました。洋裁訓練を終え、お店を構えてから半年が経った支援対象者(以下彼女と記載)がいるのですが、収入状況があまりよくないとのことで家庭訪問を行いました。
結果として、客が少なく洋裁技術に自信を無くしてしまった上に、母親の農作業を手伝っておりお店に行く時間がないとのことでした。しかし話を聞いていると、洋裁は続けたい、後々には家の近くでお店を持ちたいとのことでした。
なので、まずは洋裁技術の自信を取り戻してもらうことが大切だと考え、今後のイベント等で使う予定のあるコースター製作を依頼することにしました。後日、お店を訪問してみると生き生きとコースター製作をしている彼女の姿がありました。作業に没頭している様子を見ると、いかにこの支援が彼女にとってベストの方法であったのかを実感しました。
訓練を終えたその先も、支援対象者に寄り添い続けている姿はテラ・ルネッサンスの理念そのものだと思いました。
【コースター製作に励む支援対象者】
少し長くなってしまったので、2つ目は来月のレポートでお伝えします。
お楽しみに!!
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記事執筆/
海外事業部インターン
早川眞央