【ウガンダ】カラモジャ事業1年目終了のセレモニーを実施しました!
【2024年2月 活動レポート/ウガンダ】
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こんにちは!ウガンダ事業駐在フェローの鈴木です。今月も、ウガンダ北東部のカラモジャ地域コティド県で行っている農業を通した自立支援事業についてお伝えいたします。
カラモジャ地域は、半乾燥地帯に属しており降雨の量が限られています。
そのため同地域は通年での農業が難しく、食料生産力が低いことにより飢餓と貧困が深刻な状況です。
そこで本事業では、灌漑設備を活用し、
地域住民が自らの力で食料を生産するための支援を行っています。
2024年2月をもって本事業の1年目が終了したので、
支援対象者や現地スタッフらと共に1年間の成果を祝うセレモニーを実施しました!
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まずは、現地スタッフや支援対象者と共に1年間の振り返りを行いました。
本事業では150人いる支援対象者が5グループに分かれて活動をしています。
何もなかった更地を耕し、手間も時間もかけて育てた野菜を販売し、
あるグループは約5万円(1人当たり1,500円~2,000円)の利益を得ることができました。
(野菜販売の様子はこちらの記事をご覧ください。)
日雇い労働等で1日50円程しか収入を得ることができなかった彼女たちの今までを考えると、その額はとても大きなものです。
ある支援対象者からは、
「野菜を育てるための水やり(灌漑)や、虫除けを毎日行うことはとても苦労したけれど、
こうして収入を得て、この日を迎えられて本当に良かったです。」
という喜びの声を聴くことができました。
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【1年間の成果について話す支援対象者】
その後は支援対象者からこの1年の成果を祝う、伝統ダンスや歌、演劇が披露されました。
今まで幾度となく、アフリカの人々の歌と踊りに魅了されてきましたが、改めてそのパワーに圧倒されました。
誰を見てもその表情は活き活きとしており、会場の一体感が熱気と共に空間を満たします。
セレモニーは予定より数時間遅れて終了しましたが、余韻に浸りながら村に帰っていく支援対象者の様子を見て、スタッフ一同とても励まされた1日でした。
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【伝統ダンスを披露する支援対象者】
本事業は今後もフォローアップという形で継続し、
最終的には彼女・彼らが1から自分たちの力で作物を育て、収入を向上していきます。
そのためスタッフからは、この1年間の成果を祝いつつ、
「次の1年は今まで以上に努力をして、今年得られた収入の2倍、3倍を目指しましょう。」
と支援対象者を励ます言葉もありました。
その言葉の通り、今後も支援対象者ひとり一人に寄り添いつつ、
彼女らの自分たちの力で生き抜く自立を目指し、活動を続けてまいります。
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記事執筆/
海外事業部 ウガンダ事業 フェロー
鈴木 千花