【啓発】テラルネ鬼丸・ロシナンテス川原理事長による対談が実現。平和への道筋を語る。
2024年4月27日(土)、大阪・ドーンセンターにて
テラ・ルネッサンス創設者・理事の鬼丸昌也と、認定NPO法人ロシナンテス理事長の川原尚行さんによる対談イベントを開催しました。
まず、テラ・ルネッサンス理事で創設者の鬼丸昌也から
学生時代の経験からテラ・ルネッサンスの活動を始めたきっかけ、
世界各地に支援を広げ活動を続ける理由について、お話をさせていただきました。
次に、ロシナンテス理事で創設者の川原尚行さんからも講演を行っていただきました。
川原さんは、九州大学大学院医学系研究科修了後、外務省へ入省し、医務官として内戦中のスーダンへ赴任しました。
目の前で苦しむ現地の人々を目の当たりにしながらも、
立場上できることがなかったことから、医務官の職を辞し単身で医療活動を開始しました。
2006年に高校時代のラグビー仲間を中心にロシナンテスを設立し、アフリカ・スーダン、ザンビアにおける開発支援、国内での災害支援など様々な活動を展開してきた川原さんですが、
さらなる支援の形を模索し、AI医療を始めとした新規事業にも取り組んでいるそうです。
対談パートでは、NGOを創設したお二人だからこそ語ることのできる、
平和構築にかける思いや支援対象者に対する向き合い方、
支援に関する困難とその乗り越え方、モチベーションの源泉などについて
深く掘り下げる時間となりました。
また、質問タイムでは、NGOで活動なさっている方から教師の方、学生の方まで
たくさんの方から終了間際まで質問が寄せられました。
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「目の前の課題に向き合うとき、できない自分ばかりが見えるが、
向き合い続ければいつか自分にしかできない解決方法が見えてくる。」
これは、学生の方の「将来は国際協力分野で働きたいと思っているが、何をしたらいいかわからない」という質問に対する川原さんのコメントです。
これは、テラ・ルネッサンスが大切にしている
「人は変わることができる。
いつでも、いつからでも、
そして、いつまでも」
というメッセージともリンクしているように感じました。
一人ひとりが当事者意識を持ち、それぞれの形で平和をつくることが
重要なのだと、改めて実感いたしました。
今回のイベントには、
テラ・ルネッサンスのことをもともと知ってくださっていた方だけでなく、
ロシナンテスの活動を支援している方、
WebやSNSを見て初めて参加してくださった方、紹介で来られた方も多く、
53名もの方にご来場いただきましたが、
みなさまにとって平和構築や国際協力について考えるきっかけや、
自分ができることの発見につながっていれば何よりです。
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ご参加いただいた皆さまからは、このような感想をいただきました。
- 「『仕事』が元子ども兵の自尊心を高めるというお話が印象的でした。仕事を通じて認められ、生活が成り立つことで自尊心が高まっていく。この感覚は現在の日本で少し忘れられてきている感覚であり、この話は日本のビジネスマンにとっても非常に気づきとなる考え方だと思いました。」
- 「これからも自分ができることで世界の社会課題解決の一助になりたい。」
- 「明けない夜はなく、出口のないトンネルもありません。皆でご一緒に頑張りましょう。」
- 「スーダンでの内戦・紛争から1年が経ちました。日本での報道は少なく、その後の状況を知る機会も限られています。どのように解決していくのかが想像できませんが、一日も早い平穏を祈っています。」
- 「若い方々が代表の話を聞いて真剣に質問を投げかけている姿に胸が熱くなりました。」
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今回のテラルネ・ロシナンテス合同イベントにご参加いただいた皆さまも、
遠くから活動を見守ってくださる皆さまも、
いつも、あたたかいご支援をありがとうございます。
今後も、平和を理想の彼方から取り戻すため、
1つ1つの事業に向き合い、活動を続けていきます。
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記事執筆/
啓発事業部インターン 糸川