【ブルンジ】施設完成&訓練スタート!
【2024年7月 活動レポート/ブルンジ】
ブルンジでは今年から「炭作りを通した自立支援」を行っています。
ゴミとなって捨てられているとうもろこしの芯などの農業廃棄物をアップサイクルしてブリケット(練炭)に生まれ変わらせ、その製造・販売を通して社会的弱者の自立をサポートする事業です。
4月から施設建設を開始し、ついに新たな職業訓練施設が(ほぼ)完成しました!
そして早速製造したブリケットを販売する小規模ビジネスグループの職業訓練が始まっています。
【ブリケット作りや組合設立に関する訓練の様子】
訓練が始まってどんなことを学んでいるか、何を感じているかインタビューしてみるとこんな言葉を返してくれました。
- -この訓練に参加するまでは、希望もなくみんなバラバラに散らばって暮らしていました。でも今は同じような脆弱な状況にある仲間と共に学ぶことで、将来に希望が持てます。私たちの未来はよくなると信じることができます。
- -私たちを受け入れてくれてありがとうございます。こんな機会を与えてくれたことに感謝します。皆さんに神のご加護がありますように。
【インタビューに答えてくれた受益者】
ブルンジでは、昨年に続き物価高騰や燃料不足が続いています。ここ数年間ずっと続くこの状況に、私自身駐在員としてここで生活し働く上で、正直この先この国がどうなっていくのか良い兆しが見えないように感じることもあります。しかし、そんな中でも自らの力で生活を切り拓こうという強い意志をもった彼女たちの話を聞くことでむしろ私が励まされたような時間でした。
これから本格的に訓練が始まります。今年受け入れた総勢64名の一人ひとりの自立の道のりに、しっかり寄り添っていきます。
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記事執筆/
海外事業部アフリカ事業担当
川島綾香