【カンボジア】沖縄の高校生たちが、村にホームステイをしに来ました!
【2024年8月 活動レポート/カンボジア】
8月3日から5日にかけて、OIC YOUTHs 2024(おきなわ国際協力人材育成事業2024)に参加する高校生たち16名が、テラ・ルネッサンスが活動するロカブッス村でホームステイをしました。
OIC YOUTHsプログラムには、将来国際協力分野で活躍する人材になることを目指す、沖縄県の高校生たちが参加しています。6月から事前研修を重ね、SDGsや国際協力について学び、カンボジア渡航後は、様々な援助機関やNGOなどの活動を視察しました。その一環で、テラ・ルネッサンスの活動地であるロカブッス村でホームステイをしにいらっしゃることになりました。
1日目は、テラ・ルネッサンスの活動について駐在員の江角から説明しました。カンボジアのことだけではなく、テラ・ルネッサンスが取り組む元子ども兵の課題や、紛争鉱物と私たちの生活のつながり、ラオスの不発弾についてもお話ししました。みなさん熱心に聞いてくださりました。
活動を見ていただいた後は、それぞれホームステイをする家を訪れます。高校生達は、高床式のお家や、水源が水道ではなく水瓶や井戸であることに驚いていました。
2泊3日と、結構時間があったため、「何をしようか?」と私たちスタッフも迷っていたのですが、高校生たちはロカブッス村に来る前に、毎日研修を受ける忙しい日々を送っていたため、「せっかく村に泊まるのだから、何も予定は決めず、のんびり村の人と交流してもらおう!」ということになりました。
高校生たちも、村の人と交流するためにカンボジアの言葉(クメール語)を勉強してきたり、色々と遊びを考えてきてくれたりして、村の子どもたちは高校生が持ってきてくれた折り紙やあやとり、お手玉に夢中になっていました。特に盛り上がったのは、村の人が家の裏で養殖している魚を釣ること!さすがは(?)沖縄の高校生。みなさん釣りが上手で、食べきれないほど釣ることができました。
他にも、バレー、サッカー、お寺探検、伝統衣装づくり、毎回の食事などを、村の人たちと一緒に楽しんでいただきました。
村で過ごす最後の夜は、ホストファミリーを集めて離村式を開きました。「島人ぬ宝」「ダイナミック琉球」「涙そうそう」を演奏してもらいました。本物の三線の音色に感動。コロナ禍ではスタディーツアーの開催が難しかったので、村の人たちもお客さんとの交流は久しぶりで、とても喜んでいました。高校生達も、初めは不安もあったようでしたが、楽しんで、村の人たちの生活を体験していただけたようです。このような交流を通じて、未来の平和の担い手となるみなさんに、何か新しい気づきを与えることができていれば嬉しいです。
最後に、参加した高校生達の感想を紹介します。
「最初、家を紹介された時『自分はやっていけるのか』心配でしたが一歩踏み出すと、すぐに慣れることができました。村の人たちはみんな優しくて気遣いがすごくて2泊3日があっという間に感じました。(・・・)僕は、このホームステイを通してクメール語と、英語を学びいつかロカブッス村に行き、今日の日の感謝を自分の口で伝えたいという夢ができました。」
「村長さんからの挨拶で『何事もなく、安全にホームステイを終えることが出来て良かった。ありがとう。』と言っており、私たちも楽しい時間を過ごす事ができ感謝の気持ちでいっぱいでした」
「私が、1番衝撃的だったことはお風呂です。入浴の仕方は、トイレの横にある排泄物を流す用の溜め水を使い、体や頭を洗います。日本とは違い、お湯はなく、水面に虫が浮いていて、最初はすごく抵抗がありましたが、現地の方がこのような生活をしてることを肌で感じることができました!」
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記事執筆
海外事業部 カンボジア事業
津田