【キャンペーンブログ】「2025年の目標・抱負~津田理沙~」
〇はじめに
このブログでは、インターン生が駐在員や現地スタッフにインタビューし、2025年の目標・抱負や夢などを聞いていきます。今回は、啓発事業部アルバイトの草野友那が、海外事業部 カンボジア事業 調整員の津田理沙さんにインタビューしました!
〇2025年の目標・抱負は?
目標:農協の収益事業(ビジネス)を拡大し、農協を資金的に自立させる!
抱負:悔いなく楽しんでやりきる!
2025年は、現在取り組んでいる現地農業共同組合の運営支援の最後の1年。この1年は、農協の収益事業を拡大させ、今は支援を受けて運営している農協を、資金的に自走(収益化)させるという最大のミッションがあります!
そのためには、農協の収益活動を拡大させると同時に、農協の関係者みんなでその目標達成のために努力していけるよう、チーム内のコミュニケーションも大切になってきます。
農協のチーム作りと収益目標達成において、現地スタッフや農協の職員に花形をやってもらいながら、私は裏で数字を見たり、職員たちをCheer Up したり、新しいアイディアをそれとなく提案したりと、影役者のような役割を担っていきたいです。
3年間の事業の最後を飾る大切な1年、悔いがないよう、次々と直面する困難も楽しんで、皆さんにいい報告ができるよう、やり切りたいと思います。
農協職員(右)が、農協で製造した有機肥料を地域の農家(左)に営業している様子
〇活動の中での大変なことや葛藤とその乗り越え方は?
大変なことは、現地スタッフや農協職員とのコミュニケーションです。
「商品を〇〇個売る」という明確な目標がある中、それに届かない焦りを各人が抱えています。
そんな中で、「もっと売るためにこうしてみようよ!」「もっと売るためにアイディアはない?」と呼びかけても、目標に届いていないことを責められているように感じるようです。
乗り越え方について、大切なことは、様々な信念対立(意見の違い)があったとしても、「この事業を成功させたい」「収益活動を拡げたい」といった根本的な目標を、チームの誰もが共有していると認識することだと思っています。
具体的にアクションしてみたいなと思っていることの一つは、農協の週次ミーティングでの振り返り方法を改善することです。
農協では、まだ「よかった点・改善点」を振り返る文化が根付いておらず、「問題点→改善するにはどうする?」の議論が主になっています。
しかし、前述のように、問題点ばかりに目を向けると、本来はみんなで達成すべき課題にも関わらず、その業務を担当するスタッフだけが責められていると感じてしまうようです。(それは、そうですよね。私もそうです。)そのような状況になると、責められたと感じた人は、憤ったり、できない理由をあげることに夢中になって、無意味な方向に議論が脱線してしまうことがよくあります。
ですので、年明け第一アクションは、農協の週次ミーティングのフォーマットを「問題点→改善方法」から、「よかった点・課題と対策」という風に変更して、実際に「できたこともみんなで振り返り、認めあう」習慣をつけてもらうことです。
農協の週次ミーティングの様子
〇カンボジアでのストレス発散法は?
ランニング。大体フィールドにいますが、たまに在宅の日が続くと発狂しそうになるので、走っています。フィールド出張中は、野犬がたくさんいるので、安全面上、走れません。
好きなものを食べる。カンボジア料理はとても美味しいので不満はありませんが、たまにはラーメンとか餃子とか、テキトーに煮込んだキムチ鍋とか食べたい。
火を見る。フィールド出張中の夕飯時に、現地スタッフたちが七輪で調理用の火を起こすのを見ています。火の揺らめきを見ていると落ち着きますよね。火おこしは何度習っても、できません。
大自然の中で歯磨き。フィールド出張中は、活動地付近にあるオフィスに、スタッフたちと寝泊まりしています。朝5時、鶏の雄叫びに叩き起こされ、まだ暗いなか外に出て、湿った土の匂いを感じながら歯磨きをすることが、キャンプに来たようで心地よく、出張中の楽しみです。
フィールド事務所に住み着いた猫ちゃんと遊ぶこと!
偶然撮れたエモい写真@フィールド事務所
〇津田理沙さんの夢は?
平和な世界を次の世代に残すこと。
戦争と女性について学び、現代を生きる女性としてしっかりした意見を持つこと。
いろんな町に住むこと。(済:奈良、神戸、バッタンバン、ブルーミントン)
絵本を描くこと。カンボジアの日常を動画に撮って、テラ・ルネッサンスのSNSでバズらせること。
自動車免許を取ること。鶏を飼うこと。稲作をすること。
夢への想い:
まだまだ未熟者ですので大小いろいろな夢がバラついていますが、すべて繋がっていると思って、今目の前にあることを一生懸命やります!
この子らが大きくなって、何をやってたの?と言われてしまわないように。
〇支援者へのメッセージをどうぞ
いつも応援いただきありがとうございます。今年1年間も、皆さんのご支援のおかげで、世界平和の実現のために各地で活動を続けることができました。本当にいつもありがとうございます。
目まぐるしい日々の中で、テラ・ルネッサンスとの繋がりが、平和や、皆さんが支えてくださる世界中のスタッフたちと支援の受け手について想いを馳せるきっかけになっていれば嬉しいです。
2025年も、みなさまとのご縁が続くことを願っております。
〇さいごに
インタビューの締めくくりとして、実際に現地で働いている人の平和への考え方や価値観について知ることができました。この経験を通じて、私たちは実際に現地には足を踏み入れてはいないけれど、やれることはたくさんあるのだと気づきました。このように関わる機会が少ない中で、熱い想いをぶつけてくださり、嬉しく思います。今後も活動し続けていきたいと思います!
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インタビュー協力 /
海外事業部 カンボジア事業 調整員 津田理沙
記事執筆 /
啓発事業部
アルバイト 草野友那
テラ・ルネッサンスでは、2024年11月13日(水)~2025年1月15日(水)まで、冬季募金キャンペーン「紛争を終わらせる。」を実施しています。
皆さまからお寄せいただいたご寄付は、今、世界で起こっている紛争を一つでも終わらせるために、そして、紛争の被害を受けた方々の自立支援をはじめ、テラ・ルネッサンスのすべての事業で、大切に使わせていただきます。
どうか、紛争を終わらせる活動に、力を貸してください。
▼冬季募金キャンペーン2024▼
[実施期間]11/13 - 1/15
[目標金額]30,000,000円
詳細はこちら:https://www.terra-r.jp/tokibokin2024.html