【クラファンブログ】高校生が現地での実践を通して学ぶ/ 地球のあらゆる課題を解決する平和の担い手を。佐賀から育む。vol.2
テラ・ルネッサンスは2021年から佐賀県内の高等学校で「グローバル人財育成事業」を実施してきました。SDGsや国内外の社会課題をテーマに、高校生による主体的な深い学びを促進し、世界または地域の平和構築に資する未来のリーダー育成をおこなうため、社会課題解決講座のほか、海外事業地(ウガンダ、カンボジア、ラオス)の課題解決に向けた計画の立案・実行を高校生が行うなど、長期的な教育プログラムを展開しています。
地球のあらゆる課題を解決する平和の担い手を育む「グローバル人財育成事業」を2025年度も継続して実施するため、2025年2月28日(金)までクラウドファンディングを実施しています。
グローバル人財育成事業が開始された経緯や、事業を行う中で生まれた変化とこれから目指していくものをブログを通してお伝えしていきます。
2回目の今回は、グローバル人財育成事業の授業プログラムの具体的な内容についてご紹介します!
〇自ら問題や課題を発見し、解決する能力を養う
グローバル人財育成事業では、**PBL(Project Based Learning:問題解決型学習)**の手法を用いています。
PBLとは、文部科学省が推奨するアクティブ・ラーニングの一つで、暗記型の受動的な学習ではなく、生徒が自ら問題や課題を発見し、解決する能力を養うことを目的とした教育法です。
グローバル人財育成事業では、このPBLを通して、生徒たちが「自らの未来を自らの手で創造していく力」を育むことを目指しています。
〇東明館高校での取り組み
東明館高校では、テラ・ルネッサンスが週6時間の授業を担当し、1年半かけてプログラムを実施しています。
1年目
- 世界の課題や社会構造を学ぶ講義やワークショップ
- 海外の駐在員や現地スタッフとのオンラインミーティング
- 紛争の原因や支援について考察
- 「子ども兵」に関する小論文作成
- 電力不足解消のための「圧力発電」や農業肥料に活用できる「コンポスト」の仕組みを学習
2年目 - ウガンダ班とカンボジア班に分かれ、現地の課題解決を目指す支援計画を立案
- 現地職員とのオンラインディスカッションによる課題の特定、分析、計画
- 計画実行のための調整
これらの活動を通して、生徒たちは「ウガンダの元子ども兵の社会復帰支援」や「カンボジアの地雷被害者の自立支援」といった具体的な課題に取り組みながら、必要な知識や能力を習得していきます。
生徒たちは、自分たちが考える支援計画と現地のニーズとのすり合わせなど、実践的な経験を通して国際協力の本質を学びます。
〇ウガンダでの実践!生徒たちが現地へ
2022年度のウガンダ班の生徒たちは、紛争やコロナの影響を受けた元子ども兵の心理的ケアを目的とした「希望MATSURI」を立案しました。
当初は、生徒たちのプランをテラ・ルネッサンスが現地で実行する予定でしたが、生徒たちから「実際にウガンダに行ってみたい!」という声が上がり、実現しました。
現地では、300名近くの参加者が集まるサッカーイベントで、生徒たちが中心となって設営や運営を行い、「心身ともに豊かな生活を送り、未来を創造し、希望を持ってほしい」というビジョンを掲げ大きなチャレンジを成功させました。
〇地球のあらゆる課題を解決する平和の担い手を。佐賀から育む。
佐賀県を起点として、国内外、そして世界で活躍していく人財を育成していくことで、これからの平和な世界の実現に大きく貢献する「平和の担い手」を育むことがテラ・ルネッサンスの目標です。
このような取り組みを実現するためには、皆様のご支援が必要不可欠です。
皆様のあたたかいご支援が、子どもたちの未来を大きく変え、平和な社会を創る力になります。
応援のほどよろしくお願いします!
▼地球のあらゆる課題を解決する平和の担い手を。佐賀から育む。ふるさと納税for Good▼
[実施期間]12/1 - 2/28
[目標金額]5,000,000円
詳細はこちら:https://furusato-forgood.jp/projects/000163
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記事執筆 /
啓発事業部
寄付・法人連携担当
伊藤あかり