【コンゴ緊急人道支援】コンゴ事務所スタッフ、ジョングリ・マオンビより、皆さまへのメッセージが届きました。
あたたかいご支援・ご関心をお寄せいただき、ありがとうございます。
前回の活動報告で紹介した、コンゴ東部の都市ウビラの病院へ緊急人道支援を実施した弊会スタッフ、ジョングリ・マオンビより、皆さまへのメッセージが届きました。

【写真右がジョングリ】
あたたかいご支援をありがとうございます。
テラ・ルネッサンス ゴンゴ事務所スタッフのジョングリ・マオンビです。
コンゴ民主共和国東部の現状は混迷を極めています。これまで30年もの間、毎日、レイプ、強盗、殺害、住民の国内外への強制移住が繰り返されてきました。
M23がゴマとブカブの町を占領してしまった今、状況は少し落ち着いています。
ただゴマの国際空港は閉鎖され、ブカブの国営空港も閉鎖されたため、首都キンシャサに行くのは非常に難しくなり、他都市との繋がりは絶たれました。
現在、ウビラの町とブカブは、M23がカマニオラに、M23と敵対するFARDC(コンゴ民主共和国軍)・ワザレンド(FARDCと共闘する反M23の民兵組織)・ブルンジ軍がルバンギにいるために分断されています。
以前はルジジ平野を通り、ブカブとウビラの間で商売をしていた大小の商人たちは、戦争のために通れなくなり、商売ができなくなりました。

この地域では、日々100台以上の車両がブカブ-ブルンジ、ブカブ-ウビラ、ブカブ-カマニオラを通行していました。 これらの車両は今日ではすべて停止しています。
私たちのいるウビラの町は今のところ落ち着いていますが、町当局、FARDC、ワザレンドの警備の努力にもかかわらず、M23反乱軍に脅かされています。
脅威のため、銀行や通信センター、商店は閉鎖されています。
特に私たちの事務所があるブカブでは、ビジネスが停滞し、市場価格が高騰しています。
ウビラとブカブの分断は深刻です。
すでにM23反乱軍に占領されているブカブとゴマの住民が直面している最大の問題は、基本的なサービスを受けられないことです。
例えば、
- 公務員はすべて失業
- 判事も弁護士も失業
- 検察庁は機能していない
- 刑務所も機能していない
- 教師は無給で働かされ、生徒は強制的に軍隊に入れられる
- 警察は存在しない
- 司法警察官もいない
- 人々はある日突然殺される
- 銀行や組合は機能しない
- 貨幣の流通は止まっている
要するに、人々の生活は行き詰まっています。
日本の支援者の皆さま、この苦難が始まる以前、苦難の最中、そして苦難の後に示してくれた愛とサポートに心から感謝します。
そしてテラ・ルネッサンスの他国のスタッフにも感謝いたします。
皆さまのご支援により、私たちは再び生まれ変わり、歩み出すことを望んでいます。
認定NPO法人テラ・ルネッサンス
コンゴ事務所スタッフ ジョングリ・マオンビ
コンゴ緊急人道支援にご支援ください。

コンゴ民主共和国東部での反政府武装勢力M23の武力侵攻を受け、
私たちの事務所のあるブカブ市も、M23に制圧されました。
一人でも多くの命と暮らしを守るために、
被害を受けている方々への緊急人道支援を速やかに実施します。
そのためには、資金が必要です。
どうか私たちの活動を寄付という形でご支援いただけないでしょうか。
詳細・ご寄付はこちら:https://readyfor.jp/projects/peaceforcongo
Vポイント(旧Tポイント)・PayPayでのご寄付はこちら:https://donation.yahoo.co.jp/detail/5449003